鳴りやまないクラクションは 交通エチケット!?

鳴りやまないクラクションは 交通エチケット!?

クラクションを鳴らすのは 事故防止が目的

ベトナム“名物”の1つとして、バイクの洪水がある。歩道にもバイクがいるだけでなく、前後左右から「ビッビーッ!」とけたたましいクラクションが鳴り続けている様子に、戸惑うかもしれない。

 しかし! これは迷惑なだけとは言い切れない。「邪魔だよ。どけ! 早くしろ!」とあおる時ももちろんあるが、実は「今から通りますよ!」の合図でもある。つまり、相手の行動を求めるというよりも、自分がいることを知らせて接触事故を防ぐのが目的なのだ。

 突然、クラクションを鳴らされても別に怒らず、バイクや車がいることを認識すればいいだけ。あらかじめ知らせてくれる方が助かるのだ。

迷惑にならないタイミングで 適度にクラクションを鳴らすコツ

ベトナムは街中に路地が多く、すべてにカーブミラーや歩道があるわけではない。人の姿がないとスピードを出しがちなので、突然バイクが現れたら即座に対応できないかもしれない。

 だから交差点などにさしかかったら、クラクションを鳴らすのはベトナムの交通エチケット。バイクしか通れない路地は細くて入り組んでいるため、クラクションを上手く使えばより安全で、スムーズに走れるだろう。

 とはいえ、何も考えずにいつでもどこでも鳴らすのは、やはり迷惑。クラクションにもマナーがある。とくに住宅街や夜中などは、なるべく鳴らさないように心がけたい。

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