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ベトナムのお正月、テト。毎年2月ごろにやってくるこの晴れの日には、サパ周辺に住む少数民族の誰もが真新しい服に身を包む。その服は、もちろん藍で染めたもの。普段は古びた服を着ているが、この時ばかりは新調した、色鮮やかな晴れ着を披露する。彼らの中では「働く時に綺麗な服を着るのは遊び人のすること」、その逆に「晴れの日に良い服を着ないのは、麻の植え方や布の織り方、染め方を知らない人」と考えられているという。 観光客が数多く訪れるサパの町のすぐ傍で、かたくなに自分たちの文化を守る彼ら。つまり、手作りの衣装とは、決して商品だけでなく、人柄を映しだす鏡としても見なされているのだ。 ベトナム、そして日本。同じ琉球藍を持ち、互いに根付いた藍の文化。今、日本の藍染めは化学染料に押され、希少なものとなっている。しかし、彼らが日々の暮らしの中で今も作り続ける藍。きっとそこには目に見えない、民族の誇りが詰まっているのかもしれない。
はるか、藍の里より。 | 藍。人の暮らしと共に。 スケッチトラベルで行く (2005年7月8日 金曜日 9:20JST更新) |
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