ニャチャン。魚ことはじめ。 海の心得。魚の作法。 いやいや、まずは無心でひと口。
「親の代から売ってきたんだ。難しいことは分からないけど、旨い魚は見分けられるよ」と、ダム市場のおばちゃんは言う。長い海岸線を持つベトナムは、新鮮なシーフードが豊富なことで有名だが、ニャチャンはその中でも特に種類、味ともにハイレベルな魚介が揃っている。試しに市場を覗いてみれば、そこに並ぶは単なる町の市場とは思えないほどの充実ぶり。売り子のおばちゃん達も、ちょっと話を聞こうものなら、どんな料理が旨いだの、そのうるさ方ぶりもかなり。
町はずれにある漁港では、毎朝3時頃から水揚げが活気付き、日本でもおなじみのサワラや太刀魚をはじめ、無数の魚が運ばれて行く。それが店に並ぶ頃には、市場は既に人だかり。海だけでなく川魚もやってきて、もちろん鮮度も十二分だ。つまりは、そんな環境で魚が不味い訳がない。四の五の言う前にまず食べる。それがニャチャン流なのだ。
【魚、こぼれ話@】
海に泳ぐは、その数ざっと100種類。 弱冠33歳のサン(Sang)さんは、代々漁業を営む漁師一家に生まれた若船長。海に出るのは合わせて9人。18歳を最年少に、地元の若者たちが乗りこみ、日々漁に精を出しているという。仕事は朝の9時に港を出て、1泊2日で戻ってくるというもの。陸から数10kmの近海だけでも、ハタやフエダイをはじめとする、軽く100種類を越す魚が捕れるという。しかし、やはり毎日は飽きるのか、「もちろん魚は大好きだけど、船の上では豚や鶏などをよく食べるよ」と言うあたり、少し可愛らしい。
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(2005年6月29日 水曜日 11:19JST更新)
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