2024.06.15

• 54民族図鑑 •

カーン族 – Người Kháng

©Công ty Tem Việt Nam 藍染のコットン生地の衣服を着用。女性は緑のベルトが特徴的

別名サーブン（Xá Bung）またはクアンラム（Quảng Lâm）。北西部・ソンラー（Sơn La）省、ディエンビエン（Điện Biên）省、ライチャウ（Lai Châu）省に居住しており、ベトナム北西部において最古の民族グループのひとつといわれている。

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セーパンアー祭で神を迎える儀式を行う祈祷師「パーアー／Pa Ả 」

1万6180人（全人口の0.01％）

オーストロアジア言語族・モンクメール語（Môn - Khơ-me）に属するカーン語と、タイ語の2言語の使用が一般的

一般的な家屋は高床式住居。それぞれの家にはキッチンが２つあり、普段の調理用と、暖房や亡くなった親族のお供えを調理するためのものに分かれている

口で魚や肉を食べながら、ニンニク、薬草、タケノコの酢漬けを混ぜた汁の上澄みを鼻から流し込む「トゥームーイ／Tu Mui」という風習がある

主食であるもち米の他、トウモロコシ、キャッサバを栽培、畜産を営む。代表的な民族料理は熟れ寿司のような魚料理「カブロン／Cablong」

祖先崇拝と精霊信仰。死後、頭部に宿る魂は家や子孫を守る霊に、両手足に宿る4つの魂は畑・木・墓・冥界の霊になるといわれる

毎年旧暦12月に開催される「セーパンアー／Xé Pang Á」では、15種類以上の演目が行われ、子孫や地域住民の無病息災・商売繁盛を祈る

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