ベトナム人経営者の 気質/ 第26回(最終回)/日本式と現地スタイルの/ 融合がビジネス推進に

強い信念を持つベトナム人経営者

二年間に亘って「ベトナム人経営者の気質」を連載させて頂いてきましたが、最終回の此処まで、特に強く感じる事が多かったのは、想像以上にベトナム人経営者の事業に対する姿勢が真摯であったという部分です。確かに面談の約束をした時間を忘れるや、納期の管理が出来ない経営者なども多く、まだまだ至らない部分が多くあると感じる事は有りますが、こと事業を拡大していく事に関してだけは、強い信念のようなものを持って事業に取り組んでいる経営者の方が多いと感じる事が出来ます。

ビジネススタイルを理解すること

ただ日本人から観ると、ベトナム人の経営者の中には事業計画等も無く事業の拡大に着手する一面もあり、将来的展望を疑問視する場合も有ります。しかし、事業に取り組む時間軸が日本に比べて短い期間で結果を追求しようとする為、極端に意思決定の速度が早く、それが無計画に見えているだけで、現実的にはビジネスのスピード感と成っている事は間違いが有りません。これはビジネスチャンスを掴む事を最優先事項として事業を進めていくビジネススタイルを理解する事が出来れば、早急過ぎると感じる意思決定にも頷けるのではないかと思います。 海外でのビジネスについては日本式のビジネスが必ずしも正しいという訳ではなく、現地のスタイルに従わなければ成らないという部分も違うと感じます。常に現地にコミットする事を意識し、日本式のビジネスを現地のスタイルに融合させて行く事が重要で、これを実現する事でより一層のベトナム・ビジネス推進に繋がると感じます。 二年間お付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。皆様の益々のご発展を微力ながら心からお祈り申し上げます。
河原 光伯 かわはら みつのり 15年間会社員を務めた後、中東・ヨルダンにてJICA事業に従事。AGSホーチミン事務所で営業・労務・ビジネスマッチング担当。 ウエブサイト:http://ags-vn.com
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