昨今、中小規模投資も進出著しいベトナムですが、規模の如何にかかわらず、原則手続は同様です。進出支援ビジネスはいまだ活況ですが、知識・経験不足による不十分なサポートや、詐欺まがいの業者も頻繁に見受けられます。悲しいかな、「新手の」日本人を食い物にする「力のある」越内日本人も存在します。   中小企業A社は、ベトナムへの進出を考えていました。ある工業団地の所属「らしき」日本人アレンジャーX氏の指導の下、視察を重ね、ビジネスプランの感触をつかみ、(事業開始前に既定事項を確認する)覚書を締結して保証金を入金。初期段階でこそ関係者との打ち合せも和気あいあいでしたが、X氏・A社間の方針対立が収まらず結局、計画は頓挫しました。   ところが、保証金返還を求めたA社に、逆に未契約のリース料金や工事代金が請求されました。実は、工場入居先はX氏のベトナム人妻が大家。依頼もしていない施工を行った業者は、同妻の弟。その後、泥沼の紛争が始まります。   その後X氏は自己主張を他企業へ配布する、A社に超頻繁に電話をかけるなど、業務妨害行為の可能性がある行為を繰り返しました。何ともまぁ…。   ただ、A社も詰めが甘いのです。外国では、用意周到に多方面から武装を行い、相手に付け入る隙を与えない一応の確信を常に持つことが何よりも重要です。
野口 真吾 のぐち しんご 慶応義塾大学卒、第二東京弁護士会、渥美坂井法律事務所所属。2012年に韓国系最大手・JPに参画、越内の執務開始。翌年3月より、ヴァン弁護士(元計画投資省、夫は司法大臣)所長のAPACへ出向。
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