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ベンチェー市街から車で約1時間。メコン川河口近くのフーレー(Phu Le)村は、良質の水、そしておいしい米が採れると評判の地域。そして、それらから造る蒸留酒を使ったバナナ酒が近年、特産品として人気を集めている。 「フーレーは100年以上前から米酒がとても有名な村でした。そこで、その米酒を使ったフーレーの新たな魅力として、バナナ酒を手がけようと思ったんです。」 そう語ってくれたのは、「フーレーバーチー/Phu Le Ba Tri」と名づけられたバナナ酒を手がける酒造メーカーのチュック(Truc)さん(28歳)。古くからメコンデルタ地域に伝わってきたバナナ酒を本格的に売り出そうと、2004年に会社を設立。同地の米酒と共に、今ではベトナム各地で販売されるほどの人気となった。 「原料のバナナ、チュォイホット(Chuoi Hot)は各地で栽培されていますが、チャウドックやファンティエット、ニャチャン産のものが良質とされています。熟した実を押しつぶし乾燥させ、米酒に漬け込むことで、バナナの香りやエキスがたっぷりと染み出たバナナ酒ができあがるんです。」 現在バナナ酒として販売されているものの中には、薬品等で色や香りをつけているものも多い。しかしチュックさんの会社では、昔ながらの方法にこだわり厳選したバナナだけを使用。自慢のフーレー村の米酒に漬け込むことで、豊かな香りと深い味わいを出しているという。 「バナナ酒は普通のお酒としても楽しめますが、薬用酒としても人気があります。毎日小さなグラスに1杯飲むだけで、胆石や腎臓結石、関節や腰の痛みを和らげてくれるんですよ。」 単に食べるだけでなく、飲み物にしても効能豊かなバナナ。民間療法の薬剤としても古くから使われ、ベトナムでは単なる果物以上のものとして、人々に愛されている。 ベトナムバナナ百変化 2
バナナ酒以外にも、バナナは健康食品、薬剤として幅広く親しまれ、特にチュォイホットと呼ばれる種ありバナナを使った製品が多い。乾燥させたチュォイホットを茶葉などと共に粉末にしたバナナ茶は、胆石やリュウマチの他、糖尿病、肥満、高血圧、皮膚炎などに効能があるとされる。また、成熟したチュォイホットの種を乾燥させ、粉末にした漢方薬は、水に溶かして飲むことにより、弱った腎臓などを回復させてくれるという。
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スケッチトラベルで行く! (2007年12月号 | 2007年12月14日 金曜日 10:34 JST更新) |
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