Luang Phabang 美味しい、楽しい、旅のつくり方 ルアンパバーン・旅レシピ

素敵な旅のつくり方、教えます。

　飛行機の窓から下を眺めると、雲の隙間から覗くのは、どこまでも続く緑の森とメコン河の優雅な流れ。1995年に世界文化遺産に登録されたラオス北部の街「ルアンパバーン/Luang Phabang」へは、ベトナムの首都ハノイ（Hanoi）から直行便でたったの1時間。近代的なハノイのノイバイ（Noi Bai）空港と比べ、ルアンパバーン空港は、ひっそり、こぢんまり、そして、のどかな雰囲気だ。

　街までは、タクシーやジャンボ（Jumbo）、トゥクトゥク（Tuk Tuk）と呼ばれるオープン式の荷台車で約10分。街中には独特の建築様式を持つ寺院と、フランスの保護領であった19世紀から20世紀にかけて建てられたフランス建築の数々が佇み、街に住む人々の生活も「これも世界遺産？」と思ってしまうほどに、素朴で穏やかだ。街自体はとても小さく、観光なんて1日で十分、という人もいるが、ここは、とことんのんびりを決め込んで、予定もたてず、メコン河の流れのような、ゆったり旅と行きましょう。

※ラオスの通貨はKip（キープ）。本文中では、1円83Kipで計算しています。
情報提供・取材協力（敬称略）：森卓、竹野正顕、安達和子、Sohn Phethmany
イラスト：Nguyen 明子

スケッチトラベルで行く
遺跡、民族、多彩な魅力。いざラオスへ。

（2007年9月号 | 2007年9月14日 金曜日 10:50 JST更新）