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「祈りある古都に暮すということ。」 早朝5時半をまわる頃、寺から太鼓の音が聞こえ始めた。肩越しに布をかけた人々は、もち米の入った籠を抱え、男性は立ったまま、女性は履物を脱ぎ道に腰を下ろす。すると、どこからともなくオレンジ色の衣をまとった僧侶の列がやってくる。互いに言葉を交わすこともなく、ただ黙々と人々は喜捨を続ける。そして、僧たちの列が去ると手を合わせ、1日の始まりを祈る。晴れの日も、雨の日も、そして、明日世界が終わるとしても、この托鉢の光景は永遠に続くのだ。
「お母さんが教えてくれたから、大好きです」とは、街の中心部から車で15分程の場所にある、織物で有名なバーンサーンコーン(Ban Xangkong)村で働くレー(Lae)さん。弱冠20歳という若さにもかかわらず、機織り歴9年のベテランだ。彼女は16歳で結婚し、夫の仕事の関係でルアンパバーンへ移住した。そんな彼女にとって、この土地は大好きな機織りに没頭できる幸せな場所。布が美しく織れた喜びは、ひとしおという。 緻密で美しいラオスの織物が人気なのは、母から子へ代々引き継がれる高度な技術だけではない。彼女のように純粋な喜びや幸せが布に紡がれ、その布を手に取る人々に、織り手の思いが伝わるせいなのかもしれない。 MAP:C-2 (写真中央左) (写真中央右) (写真下)
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スケッチトラベルで行く! (2007年9月号 | 2007年9月14日 金曜日 10:51 JST更新) |
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