旅のインフォメーション
【概要】
1802年から1945年までベトナム最後の王朝グェン朝の都が置かれた街。フォン川をはさんで、王宮がある旧市街と新市街に分けられ、ホテルやレストランは新市街に集中している。乾季となる3〜8月が旅行シーズン。
【アクセス】
フエのフーバイ空港へはホーチミン市から1日3便、ハノイから2〜3便、飛行機が就航している。空港から市内への交通手段は、料金前払いのバスとタクシーがあり、前者は市内中心部のバスターミナルまで2万5000ドン(約190円)、希望のホテルまで回ってもらうと3万ドン(約230円)。後者は市内中心部の指定の場所まで9万ドン(約680円)。ただし場所が外れたところになると、その分料金が加算される。その場合も料金は前払いなので安心だ。メーターを使う場合に比べ、値段は同じくらいか、やや割安。所要時間は30分程度。
【フエの楽しみ方】
1.王宮散策:ベトナム最初の世界遺産に登録された王宮は観光の中心。フラッグタワーを見た後、午門から王宮の中に入り、太和殿、顕臨閣、9つの鼎(かなえ)などの主要な見所だけを回ると、約3時間の散策コース。入場料は5万5000ドン(約420円)。時間に余裕があれば、王宮内の劇場を訪れ、世界無形遺産に登録された宮廷音楽・舞踊を鑑賞したい。また王宮の中を象に乗って回ることもできる。
2.帝廟巡り:郊外に点在する帝廟も世界遺産に登録されている見所。中でも石造りのユニークなカイディン帝廟、山水式の雄大な庭園になっているミンマン帝廟とトゥードゥック帝廟の3つは必見。これらと名刹・ティエンムー寺、ホンチェン殿を加えた名所5カ所を回る一日ボートツアーが催行されているので、これに参加すると便利。ホンチェン殿以外は、車でも回ることができる。
3.カーフエクルーズ:夜のフォン川を、フエの民謡を聴きながらクルーズする、フエ観光の定番プログラムの1つ。出航は夜6時頃と8時頃の2回あり、所要時間約2時間。食事は基本的につかない。
4.庭園屋敷巡り:フエには、整備された美しい庭を持つ伝統的な家屋があり、庭園屋敷と呼ばれている。これらの中には一般の人の見学を受け入れているところもあるので、訪れてみたい。個人の家なので、事前に旅行代理店などを通して連絡しておくのが好ましい。見学時間は30分ほど。
5.フォンニャケバン洞窟とDMZ:フエの北方に200キロ余のところにある世界遺産・フォンニャケバン洞窟と、その手前にあるベトナム戦争当時の国境線である非武装地帯DMZは、フエを起点として訪れることになる。この2つを一度に回る場合は1泊2日コース。どちらか1つだけを訪れる場合は、強行軍になるがフエから日帰りツアーが催行されている。
【フエフェスティバル】
6月3日から11日まで開かれる。詳しいプログラムなどは、コチラを参照のこと。 |