ニャチャン。魚ことはじめ。 美味いものには理由がある。 潮と地形の名コラボ。
一年通して魚が豊富なニャチャンだが、特に町に多く出回るのは3月から9月にかけて。この時期は比較的波が穏やかで、漁が盛んに行われるためだ。では何故に、それほど魚が捕れるのか。ニャチャンの海は、陸から約70kmの所まで水深約20〜30mの大陸棚が続く。それを越えたあたりから一気に約200mまで深くなり、しかもその先100kmの沖合いでもう一度、ぐんと2000mまで深くなるという。つまりここでは、近海だけでも様々な深さに住む魚と、一同に出会えるというわけ。
またニャチャン沖は香港方面からくる暖流と、ベトナム東部を巡回する寒流が交わる地域。さらに、入り組んだ珊瑚礁、豊富なプランクトンなど、まさに全てが魚のためにあるかのようなお土地柄といえるのだ。旨い魚の集まるニャチャン。やはりここは、お魚天国なのである。
【魚、こぼれ話A】
ベトナムマグロ、日本へも。 ニャチャンは近海だけでなく、遠洋漁業も盛んな土地。町の北側にあるクーラオ(Cu Lao)港では、時おり遥かフィリピン近海まで出ていた船が、マグロを大量に積み帰ってくる。
漁師歴23年、マグロを捕り始めて10年というシン(Sinh)さんもまた、そんなマグロ漁師の一人。約1ヶ月ほど海に出て、陸に戻るのは2、3日のみという生活を続けているという。港に水揚げされるのは、主にメバチマグロやキハダマグロが中心。台湾やアメリカ、そして60kg以上のものが日本へと、ダナンやクイニョンで揚がったものと一緒に輸出されているとか。
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(2005年6月29日 水曜日 11:19JST更新)
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