【魚、こぼれ話A】
ベトナムマグロ、日本へも。
ニャチャンは近海だけでなく、遠洋漁業も盛んな土地。町の北側にあるクーラオ(Cu Lao)港では、時おり遥かフィリピン近海まで出ていた船が、マグロを大量に積み帰ってくる。
漁師歴23年、マグロを捕り始めて10年というシン(Sinh)さんもまた、そんなマグロ漁師の一人。約1ヶ月ほど海に出て、陸に戻るのは2、3日のみという生活を続けているという。港に水揚げされるのは、主にメバチマグロやキハダマグロが中心。台湾やアメリカ、そして60kg以上のものが日本へと、ダナンやクイニョンで揚がったものと一緒に輸出されているとか。
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