旅のインフォメーション
〜伝統工芸村を訪ねて〜
■今がベストシーズン !
心地よい、秋のハノイを楽しもう
一枚かるく上着をはおる。そんな爽やかなハノイを楽しめるのが、今の季節。11月から12月にかけては天気も安定し、まさに秋晴れといった空が広がる。夏は蒸し暑く、冬は霧雨が降り、芯から冷え込むハノイだけに、近郊の村々を訪ねるなら、今がベスト。
■近郊探訪。移動はチャーターカーで
市内から、少し離れた伝統の村々。大通りから離れたところも多く、訪れるなら、車を一台チャーターするのが一番。とくに、村からタクシーを呼んでハノイ市内へ戻るということが難しいため、基本は観光している間、ドライバーに待っていてもらう形がよい。料金は1日かけてバッチャン村とドンホー村を周るとすると、35US$程度が目安。ただし、所要時間や目的地、途中でどこかに寄るなど、状況に合わせて金額は変動するので、乗る前にしっかりとした説明を受けるのを忘れずに。
■お昼ごはんにご用心 !
一日かけて村々をまわる場合、注意してほしいのが食事。お昼ごはんを食べようにも、村には全くと言ってよいほどレストランがない。村の食堂のようなものはあるが、かなりローカルモードなので、お腹に自信がある人か、怖いもの知らずのチャレンジャー以外はやめておいた方が無難。道中でレストランを探して食べることも可能だが、一旦ハノイ市内へ戻り、済ませるか、お弁当を持参するのが安心。なお、村によっては家庭料理付きの見学ツアーなどを行ってくれるところもあるので、そちらを利用するのもアリ。
■ガイドは結構必要です
多くの観光客が訪れているとはいえ、まだまだのんびりとした田舎の雰囲気が漂う伝統工芸の村々。そこに住む人々も、同じく素朴な人が多いので、突然の訪問者には結構用心深い。英語が話せる人も少ないので、いろいろ話を聞きたいなら、通訳のガイドは必須。また、バッチャン村など、奥に細い路地が入り組むようなところでは、まず確実に道に迷う。面白半分で路地に入ったは良いけれど、帰り道が分からない。そんなことにならないように、道案内人は重要だ。
■見所山盛り。ハノイ近郊の伝統工芸村
今回ご紹介した村の他にも、ハノイ近郊には、様々な伝統工芸村がある。ハロン湾へ行く途中にある、焼き物のドンチエウ村。同じく焼き物だが、こちらは赤土を使った芸術的なものが多いフーラン村。クアットドン村は、華麗な刺繍で有名だ。その他、ベトナムのイメージといえばコレ、な菅笠を作るチュン村や、漆工芸のゴハ村。水牛の角を加工した工芸品が見事なトゥイウン村などもある。どの村をとっても、素晴らしい伝統の技を伝えるところばかり。数があるので、一度の旅行でこれらの全てを巡ることは難しいが、何度も足を運んで見たくなる。どの村も、そんな魅力に溢れている。
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