しかしそうした中、村の伝統を守り続けてきた人がいる。それが代々シルク工場を営んでいるTrieu Van Mao(チェウ・ヴァン・マオ)さん。彼は伝統的なシルク柄を集める収集家としても有名で、忘れ去られたシルク布の文様を、25種類復元させた。老齢の女性を訪ねたり、寺院倉庫をあさったり、どこに残っているかわからない昔のシルク布を収集するのは、本当に骨が折れる作業と語る。
店名 「CAN CANH」
住所 Doan Ket Hamlet, Van Phuc, Ha Tay
電話 (034)821982
営業 8:00〜20:00
村全体がシルクで輝くお祭りへ! 〜伝統工芸村を訪ねて〜
旧暦の1月13日(新暦2月21日)、ヴァンフック寺にて、村祭りが開催される。これは、シルクの生産を最初にヴァンフック村で始めたといわれる人物、La Tri Nga(ラー・ティ・ガー)を奉り、人々の先祖供養も兼ねるもの。村の人々はヴァンフックで作られたシルクを着て参加し、未婚者が貢物を担いで街を練り歩く。