黒は”無難”じゃない！似合う人が少ない難易度の高い色

No.071 ブラック

　これを言うとびっくりされるのですが、日本人で黒が似合うのはかなり少数です。無難な色のようで、実は似合う人が少ない難易度の高い色なのです。

　黒が与えるイメージには、厳格、威厳、格式などに加え、忌ごと、魔法、夜の雰囲気など。前者は礼服・法服、後者は喪服・魔女の衣装・黒服などが分かりやすいですよね。黒はそれだけ存在感のある色なのです。さらに、黒は万能と思われがちですが、パーソナルカラー診断では、黒が似合わない人も少なくありません。

　黒が似合うかどうか簡単なチェックポイントは、①黒髪、黒目で目力が強い、②顔立ちがハッキリしていて、彫りが深い、③第一印象はクールで話しかけにくい、となります。

　シャープで重たい印象の黒と調和するのは、やっぱりキリッとしたシャープな印象の人になります。芸能人なら広瀬すずさん・大地真央さん、柴咲コウさん、中谷美紀さんなど。

　黒は基本的に1色しかないのですが、白やネイビーは明るかったり、青みや黄みがかってたり…、いろんな色があるので、こちらのほうが実は無難な色なんです。その中でも人それぞれ似合う色は違い、自分で判断するのは難しいので、知らずに似合わないものを選んでしまう人も実際には多いのです。そんな失敗を少しでも少なくするために、ぜひパーソナルカラーを活用してくださいね。

Information

田岡道子
Taoka Michiko

「スパイラルカラー／Spiral Color」代表。カラー歴28年、カラー診断数は1万人超のベテランカラーリスト。バンコク中心部の「スパイラルカラーサロン」でカラースタイリングやレッスンを行う。大手自動車会社での色彩調査や、スタイリストとしても活動中。文部科学省後援の色彩検定で海外初、4年連続の団体優秀賞受賞。

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