デザインにおける カラーリストの仕事とは?

デザインにおける カラーリストの仕事とは?

No.070 カラーリスト

 今回は「色が関わる分野や仕事ってどんなものがあるの?」という疑問にお答えします。

 カラーリストというと、まず思い浮かぶのは、似合う色を診断する「パーソナルカラーリスト」ではないでしょうか? ベトナムにも今年2023年あたりからパーソナルカラーがブーム到来し、私が提携しているサロンも含め5軒ぐらいができたようです。ベストカラーがわかればお買い物の失敗がなくなり、個性が引き出せる色がわかりますので、世界中の多くの方が利用しています。

 他にはインテリアカラーデザインやプロダクトカラー、企業における色彩調査、色彩関連講師など多岐にわたります。色彩のプロとして活躍するには、日本では文部科学省後援の「色彩検定」を取得するのが基本です。この資格は1990年にスタートし、今では180万人以上が取得。また、パーソナルカラー検定やライフケアカラー検定、最近ではユニバーサルカラーに関する検定などもあり、複合的に取得することで理解が深まります。

私の場合は、「好きなことを仕事にしたい!」という思いが強く、この業界で30年にわたり仕事をしてきました。50代も後半戦に入った今、「80代でも好きな仕事をしていたい!」が私の目標です。

 年齢は単なる番号です。「もう歳だから…」なんて言わずに、異国の地で何かにチャレンジしてほしいと思います。

Information

田岡 道子
Taoka Michiko

「スパイラルカラー/Spiral Color」代表。カラー歴28年、カラー診断数は1万人超のベテランカラーリスト。バンコク中心部の「スパイラルカラーサロン」でカラースタイリングやレッスンを行う。大手自動車会社での色彩調査や、スタイリストとしても活動中。文部科学省後援の色彩検定で海外初、4年連続の団体優秀賞受賞。

Line: @641sgrfq

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