ベトナムの「カリー」は、
日本人にとっても「カレー」?

インドから日本にカレーを伝えた国、イギリスはジンのブランド名に残る如く「ビフィーター=ビーフイーター=牛肉食い」な民族。日曜はローストビーフのご馳走を食べ、その残り肉を1週間かけて食していく際に、だんだんと細切れになっていく破片をシチューにし、そこへカレー粉をぶち込んだものを米にかけたのが、カレーライスの端緒だという。冷蔵庫や冷凍庫などが無い時代に、屠った牛の肉の臭みを消すのに使っていた混合スパイスの1つがカレー粉だったのだ。米飯をいちいち炊く手間はかかるものの、鮮度や味に難のある肉でも簡単調理でおいしく食べられるし、野菜を使えば栄養もボリュームも満点。というわけで、水兵さん達の艦内食としてイギリス海軍が採用。明治になると、同盟国であった日本海軍にも伝えられ、広く民間にも普及したのが、カレーライスというわけだ。
さて、ベトナムにもフォーやバインミーほどメジャーではないが、一応ローカルフードで「カリー」が存在している。米飯ではなく、フランスパンを浸して食べるか、米麺のブンにかけて食べるのが一般的なのだが、やっぱり日本人の愛する「カレー」とは別物。基本の味が、ヌオックマムとココナッツミルクとターメリックと生姜。辛さとパンチとスパイスが圧倒的に足りないし、何よりも具にサツマイモとかを使っているので甘ったるくて日本米のごはんには合わないのだ。今月も、激辛、米米米、そしてガッツ!
【今月の終着点】少年たち「えっ、今日は全員カレーライス食っていいのか!!」
教官「ああ…しっかり食え」 「おかわりもいいぞ!」@『狂死郎2030』