
症例
40代男性。右奥の歯から臭いがするとのことで来院。診査の結果、古いかぶせ物の不適合によりプラーク(歯垢)が蓄積、除去困難な状態と判断。治療により適合性、清掃性のよい新しいかぶせ物を装着し、歯磨き指導により問題は完全に解決。
たんぱく質の分解が臭いのもと
口内環境を清潔に保つことが大事
誰でも1度は口臭が気になった経験があるのではないでしょうか。口臭とは口から吐き出される息が臭い状態ですが、これは口の中の細菌が、主にたんぱく質を分解することで発生します。
口臭の原因の90%以上は、お口の中の病気です。大きく分けて、「生理的口臭」と「病的口臭」があり、前者は起床直後、空腹時、緊張時など唾液の分泌が減少することによるもの、または飲食物によるものです。後者は主に歯周病、むし歯、舌に白い苔が生えたような状態の舌苔(ぜったい)、唾液の減少など、何か口内環境の問題によるもの、もしくは内科的問題などがあげられます。口臭を防ぐためには、口の中を清潔に保つことが大事です。
病的口臭の場合には、原因の治療を
困ったら歯科医師に相談して
生理的口臭は誰にでもあるものなので、治療の必要性はありません。気になるようでしたらこまめにお水を飲むなどして対処できます。
病的口臭の場合は、治療が必要となります。病状を引き起こしているであろうと考えられる歯周病、むし歯、舌苔、唾液の減少または内科的問題の治療をすることによって改善することができます。
実際には口臭がさほどないにもかかわらず、自分でひどいと思い込んでしまう自臭症もよく見かけられます。デリケートな問題なので、なかなか人に相談したり指摘したりすることが難しい口臭のお悩みは、1度歯科医院を受診することをおすすめいたします。