
ストリートチルドレン友の会(FFSC)のビンアン(Binh An)センターは、2017年1月19日(木)に1学期の終業式を迎え、子どもたちの頑張りを称えると共に旧正月テト(Tet)を祝った。開式では、「1学期は学校が始まったばかりで慣れなかったかもしれませんが、2学期はもっと頑張りましょう」とセンター長が話したが、3週間ほどのテト休みを前に、子どもたちはそわそわと、はやる気持ちを隠しきれない様子だ。
子どもたちの催しとして、大人っぽいダンスパフォーマンスや、南部のテトらしく黄色いホアマイ(Hoa Mai)の花を使った踊りが披露されるなか、ひと際目立ったのがゆったりとした伝統衣装「アオババ/Ao Ba Ba」を身につけた男女混合グループだ。男の子は焦げ茶色のアオババ姿にノンラーをかぶり、女の子は鮮やかな黄色のアオババを着用、ススキを持って登場した。田舎の生活を歌った曲『私のお父さんとお母さん/Tia Ma Em』に合わせて踊り、ノンラーをひっくり返したり、かぶったり、揺らしてみたり…。ラストは、ノンラーを裏返して「明けましておめでとう/Chuc mung nam moi!」の文字を披露すると、大きな拍手が起こった。
最後には、スポンサーのフランシス夫妻から、お年玉を一人ひとり手渡しで受け取った子どもたち。上目がちにはにかんで笑い、子どもたちがつたない英語で「サンキュー/Thank you」と返すと、夫妻は優しく肩を叩き、にこやかに笑顔で返していた。
ストリートチルドレン友の会(FFSC)
住所:140/4 Vo Thi Sau St., Dist. 3, HCMC
電話:(08) 3829 6951
電子メール:ffsc.vn@gmail.com
ウェブサイト:www.ffscvn.org
この記事は、ホーチミン市で事業を営まれている、ある日本人経営者の方の善意によって企画されたものです。
このような機会を頂けたことに関し、編集部一同からの感謝の気持ちをこめて、連載させて頂きます。