人生相談29屋にきけ！フォ!!!! ／第20回

29屋（にくや） 食材＆弁当屋の店主。本業の傍ら、かつては「愛と勇気とほんの少しのお金」など本誌人気コラムを担当。本コーナーでは、ベトナム暮らしのさまざまな悩みをバッサリ解決（！？）します！

「恋はしたい!　でも、同僚や近場の友人たちは、アウトオブ眼中な私。。。」

ペンネーム：月の河にイルカは泳ぐ　♀　26歳

29屋さん、きいてください。ベトナムで働き始めてから、やっと半年が経ち、日々の暮らしにも慣れてきたのですが、恋人の「こ」の字の気配もない暮らしが、少しさびしいです。かといって、日越問わず、仕事がらみの人だと気が引けるし、プライベートの友人たちとも何だかそんな気にはなれません。どうしたらいいでしょうか?

A.「がっつく必要なし。ただし、常にエントリー&アピールはしておくべし」

例えば、山籠もりの空手修行で片眉をそり落として人恋しさを紛らわせたマス大山や、復讐の目的を果たすまで自ら臥薪嘗胆の苦行を求めた呉王夫差・越王勾践の如く…。こんな娯楽も少なく、おのれの心に素直に生きやすい南国外地の暮らしの中、敢えて「恋愛禁止」のマイルールで自縄自縛をしてまで何か成し遂げたい野望が貴女にあるのならば話は別ですが、そうでないなら、命短し恋せよ乙女。惚れた、腫れたなんて話は、曲がり角を曲がった途端にトラックにはねられるようなものなので、貴女なりにどれだけ理性&自制心を総動員して「恋に落ちまい」と努力したところで、無駄な時は無駄。恋の炎に、こんがりとおいしそうな感じで焼かれてみるも、「いとをかし」ではないでしょうか？そもそも、この狭い世間の在ベトナム日本人社会において、同僚や取引先、飲み友達を恋愛対象から外してしまったら、あとは下宿前にたむろしているバイタクのおっちゃんか、バーやクラブで知り合った行きずりのチャラ男くらいしか出会いの機会がなさそうな気がします。まあ、どうしても、「仕事とプライベートは、絶対に分けたい」とか、「友人男子たちはヨゴレた生活し過ぎなのでアウト」というのであれば、是非もなし。貴女の知人・友人・取引先の、そのまた知人・友人・取引先に「優良物件」が出たときに躊躇なく紹介してもらえるように、行住坐臥。日常が「常在戦場=お見合いの場である」ぐらいの心づもりで女磨きガッツ!