こどもの学び舎／㉕日本の手遊び歌で交流会／「見て見て！　私、上手でしょ」

「子どもたちと、一緒に楽しく交流が出来たら」と、ホーチミン市内在住の若松さんと入江さんが、ビンチウ（Binh Trieu）能力開発センターへ訪れた。まだか、まだかと待ちわびる子どもたちは、２人が到着すると大喜びだった。交流会では、日本の手遊び歌「とんとんとんとんひげじいさん」をアレンジした「ドラえもん」バージョンを一緒に歌った。子どもたちは、はじめて歌う日本の歌や、キャラクターたちの名前がベトナムと日本で違うところなどに戸惑いもあったようだが、２人の明るく元気な姿に影響され、見よう見まねで元気よく踊り歌いだした。「みんなの前で披露してくれる人はいますか?」というシスターの呼びかけに対し、初めは自信なさそうにはにかむ子どもたちだったが、1人が先頭をきって披露すると、父母参観日の発表の場のように、我先にと挙がる手が増えた。隣で授業を受けていた子どもたちは、楽しそうな隣のクラスの声に反応して、覗きに来る子もチラホラ。入江さんは、「今までFFSCさんとは、子どもたちが書いた手紙を日本の里親さんへ届けるなどで関わってきました。今回のように直接子どもたちに会える活動は初めて。このような機会をいただけて本当に嬉しいです。実際、言葉が通じないなど、スムーズにいかないことも多かったけれど、子どもたちが楽しそうで、なにより良かった!　今後も、今日歌った歌を歌ってくれると嬉しいな」と話してくれた。