こどもの学び舎／⑨一体どんなことをするの？／健康診断にドキドキの生徒たち

ストリートチルドレン友の会」が運営する小学校の在校生たちの健康チェックを行うために、2012年12月31日（月）、日本から医師の清水先生が学校を訪れた。

先生からの挨拶の後、健康診断がスタート。一人ひとり検査するため、ほかの子どもたちは行儀よく一列に並んでいたが、「一体どんなことをされるの？」と不安がる子がいっぱい。先生が「舌を出して～」と声を掛けて喉をチェックし、おじぎをするように「前に体を倒して～」と指示して背骨をチェックするなどの診察が行われた。

子どもたちは慣れない動きに戸惑い、中には泣き出しそうな子も。その様子を見た清水先生は、大きな手で子どもを抱き上げたり、くすぐったりして、生徒たちを笑わせていた。次第に生徒たちは笑顔になり、健康診断を楽しんだ様子。診てもらった生徒の中には、先生の肩をたたいたり、マッサージをするなど、彼らなりのお礼をしていた。

300 人以上の生徒たちを診て、「爪の形が悪かったり、貧血の子がちょっといたかな。日本の同じ世代の子たちと比べると、少し体が小さめだけれど、みんな元気に育ってますね」。

元気いっぱいの生徒たちに、清水先生もパワーをもらったようだ。