| 越南の香り、高原の味わいバンメトート珈琲便り
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| あなたにも伝え分け合いたい、この味と香り
 ぽたぽたとフィルターから落ちていたコーヒーが、そろそろ出来あがるみたいです。
 
 実はこのフィルターもコーヒーと共にフランス人がもたらした物なんです。これで濃くて苦いコーヒーを淹れ、好みで砂糖を加えるのですが、特に女性にはコンデンスミルクを入れる「カフェスア/Ca Phe Sua」が人気です。ミルクより保存が効くため、コンデンスミルクを入れるようになったのが、今でも親しまれているということらしいのです。
 
 カフェでコーヒーを楽しみながら、友人や恋人と語り合って過ごす人々を眺めていたら、私も、あなたと一緒にベトナムコーヒーを飲みながら、お喋りに花を咲かせたくなってきました。お土産のバンメトートのコーヒー、楽しみにしていてくださいね。
 
 草々
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|  |  | コーヒーの花から取れる蜂蜜は、甘すぎず食べやすい。クラッカーやパンにつけて、濃いコーヒーと一緒に朝食やおやつに |  | 
			  
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|  |  | ベトナムでは必ずこのフィルターを使う。時間がかかるが、そんな時間もベトナム人は楽しんでいるのかもしれない |  | 
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|  |  | 熱いお湯で、小さなカップの半分以下ほどに淹れた苦いコーヒーを、じっくり味わうように飲むのがベトナム流 |  | 
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|  |  | バンメトートでは、大抵のカフェですいかの種がコーヒーのお供に出される。種の殻を歯で上手く割って中身だけを食べる |  | 
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|  |  | 路上のカフェで恋人たちがまったりと過ごす。コーヒー1杯で何時間も語り合う |  | 
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 バンメトート産のコーヒーは、ほとんどがロブスタ種だが、アラビカ種や幻の「イタチコーヒー」と呼ばれるコーヒー豆も手に入れられる。 |  | 
			  
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|  |  | 「イタチコーヒー」の豆。アラビカとロブスタの焙煎後の豆に見た目の違いはあまりないが、こちらはつやつやとしており、色も濃い |  | 
				  
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                   | ロブスタ/Robustaバンメトートで取れるコーヒー豆の約9割以上がロブスタ種。アラビカ種と比べて、苦味と渋みが強く、酸味はほとんど感じられない。バンメトートのお土産に購入するならこれを選ぼう。
 
 アラビカ/Arabica
 バンメトートより標高の高いダラット(Da Lat)で主に栽培される。味は酸味が強くまろやかで、ロブスタより深く香ばしい。
 
 アラビカ&ロブスタブレンド/Arabica & Robusta
 アラビカ!独特の強い香りと酸味が際立つ味わい。ロブスタの渋みはあまり感じられない。ベトナムでは、アラビカとロブスタのブレンドに大豆の粉末を加えたコーヒーもある。
 
 イタチコーヒー/Ca Phe Chon
 ジャコウネコの糞から採取される、「イタチコーヒー」と呼ばれる「カフェチョン/Ca Phe Chon」。豆が黒く、コクのある味わい。高級品とされていて、これが味わえるカフェは少ない。
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 バンメトート市内泊プラン
 ラックレイクリゾート泊プラン
 (2009年05月号 | 2009年6月9日 火曜日   15:18 JST更新) |