必見!ホイアン旧市街・おすすめ旧家一覧
■タンキーの家 Tan Ky House
ひさし付の2階建て木造建築の代表的家屋で、代々お茶や調味料を取り扱ってきたという。梁が日本式と言われているが、前家の梁や小屋組は、典型的な中国様式。家を祈祷の場所としても使用していたことから、至る所に緻密で華麗な装飾がほどこされている。
住所:101 Nguyen Thai Hoc St.
[写真]
(左上)こちらも中国建築の特徴であるアーチ型の屋根
(右上)家の裏はすぐに川に出られるようになっている
(右下)日本式と言われているが、中国福建省に多くみられる小屋組
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■サンヒエンゲストハウス Sanh Hien Guest House
ひさし付の2階建て木造建築の代表といえる建物。現在はゲストハウスとなっているが、代々ハノイとビンロウの交易を行ってきた。ビンロウの保存のため、中庭部分には屋根が架けられ、壁に明りとりのための窓が設けられている。家には荷物移動用の天井の窓や、つるべなども残っている。
住所:7 Nguyen Thi Minh Khai St.
(左)トゥボン川に面する家の裏口は以前、正面玄関として使われていた
(右)現在のオーナー・ゴー(Ngo)さんは4代目
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■モーニンググローリー Morning Glory
西洋風の正面ファザードを持つ代表的なコロニアル建築。正面の壁はレンガ造りになっているがホイアン建築伝統の3間の間口を踏襲し、内部は木造。現在はレストランとして若干の改装が行われているが、井戸のある中庭など、基本的な造りは今も残っている。
住所:106 Nguyen Thai Hoc St.
(上)今も残る中庭の井戸。また後ろ庭部分を厨房とするなど、新しくできた店だが、その使い方は伝統的な方法にのっとっている所が面白い
(下)改装されても、柱などは従来のまま。テーブルが並ぶ2階では、小屋組を見ることもできる
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■フーンフンの家 Phung Hung House
バルコニー付2階建て木造建築で、1780年に建設されたと言われている。先祖はつばめの巣や香草などを取り扱う商人で、当初から店舗としての使用を目的としたため装飾は少ない。現在のオーナーは8代目のタン(Thanh)さん。
住所:4 Nguyen Thi Minh Khai St.
[写真]
(左下)中庭部分の屋根は、通常2面だけで構成されるところ、4つの面を合わせる形で架けられている。これは来遠橋と同じ架け方とされている
(右下)倉庫として使われたため、2階は十分な広さが確保されている
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ダナン ホイアン 1泊2日の旅
(2008年5月号 | 2008年5月26日 月曜日 10:28 JST更新) |