■ザーロン帝廟(天授陵)
グエン朝の始祖ザーロン帝の廟は、敷地面積が全帝廟中最大で、山に囲まれた天然の要害をイメージしている。その墓は、他の帝廟と異なり皇后のそれと寄り添うように置かれている。
■ティエウチ帝廟(昌陵)
自らの暮らしも慎ましかったティエウチ帝が、息子(後のトゥドゥック帝)に「費用を抑えて造営するように」と命じたため、廟は簡素な造りになっている。
■円形闘技場
皇帝の象徴、象と虎を争わせたところ。象が必ず勝つよう虎の牙は抜かれていたという。ミンマン帝により1830年により建設、闘技は1904年まで続けられていた。
■ドンカイン帝廟(思陵)
トゥドゥック帝廟のほど近くに位置する。近くには帝の妻(皇后)の墓や、元宮廷女官のヴイさんが仕えたトゥークン皇太后の墓なども点在している。
■ズクドゥック帝廟(安稜)
全帝廟中、もっとも街中にあり、バイクの騒音も聞こえてくる。ここから100mほど行くと、タンタイ帝とズイタン帝の墓所がある。いずれも小さなもので、内部には入れない。
■ティンタム湖
漢字に直すと「浄心湖」。皇帝が疲れたとき、沈思黙考して心を静めるために使われていたところ。この湖に咲く蓮の実は美味とされ、市内の高級レストランに卸されている |