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漁「『えんじゅきゅう』とは何かおめでたい感じの名前ですが」 帝「ここはザーロン帝の母、つまり皇太后がゆっくり休む場所。敷地内には小さな池があり、涼むこともできるのだ」 漁「皇帝さまもマザコンか。さっきの宮廷女官の婆さん、この辺で働いてらしたそうで」 帝「延寿宮の隣は『浄明楼(じょうめいろう)/Tinh Minh Lau』、裏には『長生殿(ちょうせいでん)/Cung Truong Sanh』がある」 漁「婆さんは、このあたりを忙しく動き回っていたんでしょうな」 帝「そうだ、彼女の手は、皇太后の体を揉んだ手…。予も少し、話し疲れた。彼女に体を揉みほぐしてもらいたいものであるぞ」 大砲・フラッグタワー
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1803年、ザーロン帝が、自ら打ち破ったタイソン(Tay Son/西山)軍から得た銅を使って鋳造させた。砲身には名称の他、火薬の注入方法、砲弾の詰め方等が記載されている。 | |
1807年創建で、フーン(Huong)河の対岸からもしっかり見える。本体は5角形。高さ29.5メートルのポールは当初、木製だったが、台風で倒れたのを機にタインタイ帝が鉄で修復した。 |
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帝「さて午門の外に出よう。ここから南を向くとフラッグタワー(国旗掲揚台)が見えるだろう?3層で、最上層が『天』、中層が『地』、下層が『人』だ。『天地人』という三才思想に基づくのである」
漁「唐突に話が難しくなりますな。両側にある大砲にもまた難しいことがあるんでしょうねえ」
帝「あれはザーロン帝が作った、グエン朝最大最強の武器である!」
漁「うわ、もろ自慢ですな。何でか、表面には複雑な字が山ほどありますが」
帝「そこに大砲の名もある。四季の『春夏秋冬』、五行思想による『木火土金水』からそれぞれ1文字とって、計9門。ちなみに位もついており、春が『各神威無敵上将軍九位第一』で、以下第九まで続く」
漁「モノに名前に位ですかい。ウチの犬っころ連中なんか1匹も名前がありませんがね」
帝「ただのモノではない!グエン朝とベトナムを護る神聖な存在である(1度も使っていないが)。ちなみに、末永く続く「悠久」の「久」と同音の「9」は縁起が良い数字なのだ。覚えておくとよいぞ」
スケッチトラベルで行く!
時間のないあなたに。フエ1泊2日の旅
(2007年7月号 | 2007年7月25日 水曜日 11:03 JST更新)
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