フーンヒエップ
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右)市場入り口付近にへび肉売りを発見! |
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皮を剥いだヘビの生肉 |
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左)Yenさん、右)Nghiaさん |
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水上マーケットはごく普通。規模はフォンディンと同じくらい。ただなんとなく殺気立った雰囲気だ。「朝のピークは4時ごろ。カイランや他へ行って売る船が仕入れに来る市場なんだ。それにカントーから遠いから観光船はあまり来ないね」と船頭が言う。なるほど、気持ちが完全に仕事モードに入っているから荒々しく見えるのだ。ところでヘビはどこに?「船の市場ではヘビは売っていないよ。だって落としたら見えなくなってしまうし、禁止されているんだ」。
陸のフーンヒエップ(Phung Hiep)市場に、それはあった。しかし爬虫類を売る人は国道に面した市場の出入り口にちらほらいるだけ。野生の爬虫類が絶滅しないよう捕獲規制が厳しくなって以来、だんだん売り手が減ってしまい、現在の状況になってしまったという。
20数年来、毎日同じ場所でヘビ肉を売っているという男性に、ヘビをよく食べるのか尋ねてみた。すると、「もちろんだよ。酒を飲む時にぴったり。野生だから栄養がいっぱいだよ」とイキのいい返事。食用ヘビは2〜3種あるが、中でも「ヴォイヴォイ(Voi Voi)」が調理向きだそうだ。
フーンヒエップ近郊では田ネズミも売られていた。肉がおいしいのは、最も多く捕れる雨季の7〜8月といわれる。2人組みの男性客が「宴会の準備さ。これからこの肉で鍋を作るんだ」とニコニコ顔でバイクを走らせて帰っていった。
■イエン果物を扱う船の "Yen(イエン)さん"
「この仕事はきついし家族の協力が必要。まだ独身の子どもたちが将来継いでくれるかどうかは子ども次第だね。」
■ギア自宅前で田ネズミを売る "Nghia(ギア)さん"
「この辺じゃネズミ食べるのはあたりまえ。オレは20年以上ネズミを売って、家も建て替えたんだよ。」
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