| <ダラット花めぐり>目に美しく、舌に美味しく
 ダラット花料理レビュー
 アーティチョーク [A-Ti-So]
                        
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                          |  | アーティチョークと豚足の煮込み(Atiso Ham Gio Heo)、アーティチョークのサラダ |  
                          |  |  「ダラット」「食用花」ときたら、忘れてはならないのがアーティチョーク(Artichoke)。和名は朝鮮あざみ。ヨーロッパでは昔から高級食材として好まれており、植民地時代にダラットでも栽培が始められた。今ではイチゴとならぶダラットの特産品。旬は9月〜6月にかけて。  一番美味しい部分は花の一番下の柔らかい「花床」だが、他の花の部分もすべて食べられ、茎はお茶にと、全く無駄がない。このアーティチョーク、肝機能の向上や不眠症治療に効果があり、さらに老化防止や、産後に母乳が多く出るようになる効能もあるとか。  これをベトナム風に料理したのが「アーティチョークと豚足の煮込み」。丸ごとの花をミンチにした豚足&緑豆と一緒にじっくり煮込んだ一品だ。がくを一枚一枚はがし、歯でこそげ取りながらいただこう。ただし、この調理には約45分かかるので、予約がおすすめ。フレンチでは「アーティチョークのサラダ」をどうぞ。柔らかい部分だけを切って盛り付けてあり、百合根のようなやさしい味だ。 
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