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 食は、チョロンにあり。宙を舞う、
 中国四千年の焼き飯。
  華僑とその子孫たちが数多く暮らすチョロン地区。となれば、食べ物だって、本場の中華料理がいたるところに。街を歩けば鼻をくすぐる香りの先はまさに中国。はるか昔より伝えられた食文化は、今日もベトナムに息づいている。  ごうごうと音を立てる炎の上で、毎日直径50cm以上もある中華鍋を振るアン(Tran Ngoc An)さん。鍋の中では、卵に包まれほんのり黄色くなったパラパラごはんが、中華ソーセージやエビなど、盛りだくさんの具と一緒に舞っている。 「南龍飯店」では、さっぱりとした味付けながら、絶妙の炒め加減の楊州炒飯(2万5000ドン/約180円)が大人気。特に朝と夜は多くの人で賑わい、アンさんが鍋を振るのもこの時間帯のみ。創業から62年、ビンタイ市場のななめ前という立地も便利。 【南龍飯店/ナムロン/Nam Long】住所:47 Pham Dinh Ho St., Dist.6
 電話:(08) 9694659
 時間:5:00〜24:00
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