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仏領時代を彷彿とさせるオールドスタイルの客船。「3週間のバケーションの途中なのよ」と話すイギリス人女性は、唐辛子を混ぜた塩がフルーツに添えられていることに少し驚いた様子。ガイドにうながされ、恐る恐る試してみる。「塩の辛さとチリの辛さが果物の甘みを引き立てる」というベトナム流の味の法則に納得。まさに未知のアジアを体験する瞬間だ。 これは、インドシナ半島の2つの国境を越える船旅での一コマ。周遊地はベトナムのミトー、カイベー、チャウドック。そしてカンボジアはプノンペン、トンレサップ、シェムリアップの合計6箇所。1泊2日の短期間ではなく、7泊という時間かけて存分に満喫する、メコン河流域の代表的なポイントを巡る旅だ。 カイベーではベトナム南部の伝統家屋を見学。門や柱のレリーフは西洋の様式に従ったものだが、一歩踏み込んだその内部は中国。まったく違った趣きを合わせ持つこの1軒の家が、ベトナムの波乱に富んだ歴史を物語ってくれる。そうした不思議や驚き、発見の連続は、乗客全員を飽きさせることがない。そして、そんなびっくり顔の珍客を迎えるメコンの人々の眼差しは、いつでも柔らかく温かだ。 運営するのは東南アジア各国に独自のツアールートを持つ、ミャンマーのIRRAWADDY FLOTILLA COMPANYというクルーズ会社。ベトナム〜カンボジアルートは現在、60名以上が宿泊可能な大型客船2隻で運行されている。停泊地それぞれの特色を時間をかけて丁寧にたどるプログラムが好評で、休暇の時期はほぼ満室状態。客室にはランドリーサービスからレターパッドまで必要なものが全て揃っているほか、ベッドの下には収納スペースを確保するなど、長旅に備えた作りになっているのも嬉しい。 接客係として欧米人スタッフも常駐。国際色豊かなスタッフ陣のサービスはきびきびと気持ちよく、安心・快適な船の旅を約束してくれる。船はカンボジア籍のため、日程の一部だけへの参加はできないが、長めの休暇が手に入ったら、一度は参加してみたい優雅な旅だ。
<Pandaw Cruises the Mekong> 問合わせ:Phoenix Voyages
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スケッチトラベルで行く (2005年1月15日 水曜日 11:04更新) |
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