Nung ヌン族 漢字を操る 黒い衣の北方民族。 　ベトナム東北部に数多く住むNung（ヌン）族。Nung Xuong、Nung Giangなど、9つのグループからなる民族で、約70万人がベトナムに住んでいるという。社会関係は儒教、宗教は道教の影響を強く受け、そのため占いや聖典では独自の漢字Nomや中国漢字を使うこともしばしばとか。 　藍染めの上着についたシルバーの留め飾りがシンプルながらもスタイリッシュ。北部に住むことから、その衣装は保温性が高く、1941年、かのホーチミンも、Pac Po洞窟に住んでいた時、しばしばNungスタイルの藍染めベストを着用していたという。

Red H'mong 赤モン族 黒と赤、2つの色が織り成す もう一つのH'mong。 　スタイル自体は花モン族とよく似ているが、黒をベースに赤を挿し色として使う、少しシックなRed H'mong(赤モン)族。頭に巻くスカーフの形も違い、中で髪を大きく巻き、ボリュームを出しているのが特徴。サパ近郊にはあまりいないが、隣のLai Chau省Phong Thoマーケットには大勢やってくる。 　スカーフ、腰帯、スカートの模様と、色のつく部分をほぼ全て赤系の色で統一している赤モン族。ガイドの中には花モンとの区別があまりつかない人もいるので、写真を見てちゃんと覚えておこう

Xa Pho サフォー族 アミニズムを信仰する、 離れ里の籠編み名人。 　Xa Pho（サフォー）族は、Phu La、Bo Kho Pa、Mu Diなどとも呼ばれている、「チベット−ビルマ語群」の人々。籐や竹で美しい籠を編むことでも有名で、家もまた他の民族と違い竹で作られている。他の少数民族とは離れた場所に住み、サパ近郊ではBan Hoのそのまた先、My Songに約200人の人々が暮らしている。刺繍が入ったスクエアネックの短い上着と、ロングスカートが特徴だ。

衣装には、「A Mu Che Re（アムチェレ）」と彼らの言葉サフォー語で呼ばれる、植物の真っ白な種が無数に縫い付けられている。小さな子供が使う通学用カバンなどにも日常的に使われていて、並行に並んだラインと、8つの種から作られる星型がキュート

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