Lu ルー族 お歯黒は健康の証。 毎晩欠かさず塗ってます。 　様々な色糸を織り合わせ、自在に美しい模様を生み出すLu（ルー）族。北西地方からタインホア省の西部が居住地域で、サパ近郊ではLai Chau省Hon村がその一つだ。織物や刺繍の高い技術をもっており、3、4枚重ねて履くカラフルなスカートと、富の象徴であるコインが縫い付けられた上着がクール。頭に巻くスカーフはなんと長さ2.5ｍ。それをクルクル、美しい形に巻き上げるのだから、その手先の器用さはさすがの一言。

成人する15、6歳になると、ルー族の女性はお歯黒をつける。全体を黒く塗ることで歯と歯の境界を無くす。 それが健康的と信じられているのだ。お歯黒に使われる木はNghienと呼ばれるもので、お茶の木でもOK。50％ほど燃やしたそれを竹の筒の中で蒸らし、そのすすや煙がこびりつき、タール状になったものを塗るという。ただし、最近若い女性はこれを嫌い、お歯黒の習慣は廃れてきている

Tay タイ族 ホスピタリティ、 この言葉は彼らの為に。 　ベトナムの少数民族の中で、120万人を誇る最も大きなグループのTay（タイ族）。サパ周辺では、ジープで約2時間30分程のところにあるBan Hoに住んでおり、Thai族同様、稲作などの高い農耕技術を持っている。人を敬うことを大切に考える習慣を持ち、性格は穏やかで親切。ライステラスが広がる美しい村と共に、訪れる人を自然体で癒してくれる不思議な人々だ。

約1世紀と少し前に、タイからやってきたと言われる彼ら。膝下まであるチュニックは、藍染めの布地をベースに、襟元や裾などに様々な色のアクセントが付け加えられている

Thai ターイ族 その姿を消しつつある 民族衣装を見るなら今！ 　Thai（ターイ）族には、黒ターイ族と白ターイ族の2つのグループがあるが、Lai Chau周辺に住んでいるのはもっぱら白ターイ族。今回訪れたMang Moも白ターイ族の村で、カラフルな薄手の上着に黒い巻きスカート、腰に帯を巻いた民族衣装が受継がれている。

農耕民族として優秀なターイ族は、米作りがうまく、主に平野部を生活地域としている。残念ながら白ターイ族は既に普段は民族衣装を着ず、かろうじて一般的に見ることができるのは黒いスカートと腰帯のみ

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スケッチトラベルで行く！サパの旅特集！