|クメールの人々が住むVan Giao村では、伝統のクメール織りが今も脈々と受継がれている
国境を越える
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|国境の集落Vinh Xuong村に立つボーダーの看板。とはいえ地元の人々は自由に行き交い、川沿いに緑が映える風景はのどかそのもの |
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|TVを担ぎ、カンボジアから川を渡ってくる越境者たち。こんな光景も国境ならでは |
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いよいよ待望の国境越えの日。メコン川の雄大さを見せつけながら船は国境を目指す。国境の町は小さな集落で何の緊張感もないのどかな日常があるだけ。パスポートもビザも持たずに自由に国境を行き来する地元の人たちをうらやましく思いながら、荷物のチェックを受ける。簡素なゲートを抜けるとそこがカンボジア。しかし、イミグレーションはなく再び船に乗るように指示される。しばらくしてベトナム側に負けず劣らず緊張感のない町に接岸し、パスポートコントロールを受ける。カンボジアの入国スタンプが押されたものの、入国したぞ!との実感はない。でも、これから見れるもの食べれるものに徐々に期待が高まってくる。私のそんな気持ちをのせて船は一路プノンペンを目指す。 |