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「オレはカニ獲り専門の漁師だよ。カニは朝5時から7時くらいまでの2時間が漁の時間さ。その後は近くの島々へ、取ったカニを売りに行って帰って来る。毎日、毎日がその繰り返しだね。」 こう語ってくれたのは、奥さんと3人の子供と一緒に水上住居に暮らすブイ・ヴァン・ファムさん(40歳)。 ハロン湾周辺は、数多くの水上生活者がいることで有名だ。その数は、ざっと300世帯、1300人と言われている。何世代にも渡って、水上で生活してきた人も少なくない。ファムさんもその1人だ。 「代々生活してるし、オレもここで産まれて育ったから、やっぱりこの暮らしが好きだね。兄弟の中には遠い地に移り住んでいる者もいるが、姉は隣の家に住んでいるよ。」 ここで暮らしている人達の職業はみんな漁師。シャコ、イカ、エビ、カニ、カブトガニ、そして魚を獲っているそうだ。 「ハロン湾が世界遺産に指定された前と後とで、何か生活は変わりましたか」と聞くと、即座に「水上学校ができたこと」と答が返って来た。 6歳から2年間は、この水上村にある学校に通い、その後は、遠くの島にある陸の上の学校に通うのだそうだ。 仕事はファムお父さんを中心に、家族全員で行う。1日の収入は大体600〜700円程度。それでも特に生活には困らないと言う。 「でも、将来の夢を持つほどの余裕はないなあ。 毎日の生活を生きていくだけだね。」 と、その時だけは遠くを見るような目つきになった。
水面近くから眺めるハロン湾は、 ハロン湾は、今や知る人ぞ知るシーカヤックのメッカだ。まず海面が静かなので初心者でも安心であること、奇岩群の中には岩の下にトンネルを持っているものもあり、変化に富んだコースを設定できること、そして最大の売りが、ハロン湾という美しい舞台設定であることは言うまでもない。 また、シーカヤックが盛んになってきたのは、世界的なエコツーリズム運動の一環でもある。 エンジンに頼らず自力で大海原を進む、聞こえるのはパドルが水をかく音だけ、そして水面に近い位置からの眺めなど、ハロン湾を体で感じるには、まさにぴったりだ。 最近は湾内の無人島にキャンプ(本誌8月号で紹介)して、島々を巡るツアーなども行われている。 シーカヤックは大自然を相手にするスポーツだけに、しっかりした会社を選びたい。次の2社がお勧めだ。 ●Handspan社 ●Buffalo Tour社 今年から始まった新趣向 バイチャイ町のハロン通り沿い、郵便局の前辺りから、ロイヤル公園にかけて、夕方6時頃から夜11時頃までの間、ナイトマーケットが開かれている。露天では貝殻細工、ハロン湾Tシャツなど、いかにも観光客向けのお土産物がズラリ。屋外レストラン、ゲームなんかもあったりして。夕涼みがてら、のぞいてみては?
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■ハロン湾 いま・むかし もくじ (2003年9月号) |
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