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ベトナムで求められている塩作りは、国が決めている、色、味、形、塩化ナトリウムの含有量などの基準をクリアすること。日本のJTが作っている食塩に近いものが、ベトナムでいう良い塩の条件である。 だが、皮肉なことに日本では、JTの塩が市場を占める割合は大きく下がり、代わりに天然塩が人気を得ている。 天然塩とは、海水の中の様々なミネラルを活かし、カルシウム分などを残すことによってまろやかさを出すというもの。しょっぱいだけの塩は、食文化が多様化した日本では、ありがたみがないというわけだ。 ちなみに海水の成分をすべて塩にしてしまうと苦くてとても食べられない。どんな成分をどれくらい残すか、その加減が塩のうまさを決めることになる。塩の結晶をなめてみると、しょっぱさの中にかすかなまろやかさをはっきりと感じられた。 ベトナムの市場で売られているのは、高級とされるヨード入りのものから、砂混じりのものなど実に様々。しかし、安くて不純物が多く混じっているものがまろやかに感じてしまう。精製にばらつきがあるために意図しないミネラル成分を含み、それがおいしさになっているという皮肉。まだまだ、天然塩の良さに気づいていないベトナム人は知らぬ間においしい塩を食べているということになる。 取材協力 Khanh Hoa Salt Co. ■■■ 塩の精製工程・写真上から:塩田から採取したばかりの塩はゴミも含まれていて茶色い→機械で洗って小さく砕く→洗った後の塩は2日間自然乾燥させる→その後、さらにボイラーの熱風で乾燥させ、2日間かけて自然冷却→最後にヨードを加えた後、人間の手で1つ1つ袋詰して出荷する 塩田見学とビーチをセットにして楽しむ 塩田地帯は、ニャチャンより北に約50km。ニャチャンから日帰りも可能だが、近くのヨックレットビーチにホテルもある。遠浅の美しいビーチでゆっくりしながらの塩田見物をおすすめしたい。塩田の最盛期は、通常4月から7月の乾期。 ■DOC LET BEACH RESORT
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(2003年6月号) |
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