響け!遥かなるベトナムの心
魅惑のベトナム伝統楽器
料理の味や空気の匂い。それらと並び、旅の思い出として心に残る「音」。特に伝統楽器が生み出す素朴で澄んだ音色は、その土地に根付き育まれた、人々の想いを表現してくれるものが多い。また、ベトナムは多民族国家だけに、地方や民族によって、楽器の種類も様々なものがある。例えば現在ベトナムの主要民族であるキン族のものとしては、ダン・バウやダン・チャインなどの弦楽器や管楽器が多いが、少数民族の楽器にはトゥルンなどの打楽器が豊富。そこで、今回はベトナムの心を奏でる伝統楽器の数々をご紹介。精密な螺鈿細工が施されているものもあり、お部屋のオブジェとしても結構使えるぞ。
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1.Dan Bau/ダン・バウ
価格:65万ドン(約4580円)
ベトナムの伝統楽器といえばコレ!
ベトナム独自の発達をした、伝統楽器の代表とでもいうべき世界でも珍しいタイプの1弦琴。弦を弾くと同時に、台箱の上に差し込まれた棒をしならせ、糸の張りを調節して曲を奏でる。もとは瓢箪を音の増幅器として使っていたが、現在はピックアップをつけたエレキのものが主流。折りたたみ式もあるので、お土産にも重宝。
1000年以上の歴史を持つというこのダン・バウ。楽団などが本格的に使うものは、折りたためない、ひとまわり大きいもの。少し太めの音がダイナミック。90万ドン(約6340円)
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2.T'rung/トゥルン
価格:75万ドン(約5280円)
澄んだ音色が美しい、木琴ならぬ竹琴。
ヨットの帆のように、連なる竹の束。それをバチでポコポコ叩けば、意外や透明感のある、奇麗な音色が響く。このトゥルンはもともと中部山岳民族のもので、竹の長さや太さの違いで音階を作っている。写真のものは19本の竹を使い、ドからソまで2オクターブ半の音が出る。竹の本数は様々で、多いものでは3列、48本もの竹を使うものもある。
一見巨大だが、組み立て式なので、コンパクトに収納可能。楽器店で売っているものには、説明書がつくものもあり、各部品に番号が振られているので、組み立ても簡単
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3.Dan Tranh/ダン・チャイン
価格:80万ドン(約5630円)
17本の弦が紡ぎだす、優美なハーモニー。
もとは16本だったが、現在は17本の弦が多いというベトナムの筝(そう)。13世紀頃に中国から入ってきたといわれ、宮廷音楽にも欠かせない楽器となっている。日本の筝(琴)と同様に、指の先に爪をはめて演奏する。まろやかな優しい音色を奏で、美しい女性を思わせる繊細な響きが堪らない。
改良が重ねられ、今では弦の数が16〜22本と、様々な種類がある。かつて王族が愛した楽器として有名で、王朝のあったフエでは、街のシンボルとしての意味合いも強いとか
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※表記価格は、螺鈿の入った普通クラスのものを目安としています。ただし、店や品質、大きさによって、価格は大きく変動しますのでご注意を。またダン・ニー、ダン・タムに関しては、ヘビ皮を使用しているため、物によっては日本への持込みができない場合があります。
(2004年11月19日 11:50更新) |