3月号の「自慢話娘相談」についての大反響
　こんにちは29屋さん。３月号のPN:自称聞き上手さんと同じく、私も最近、同じ職場のバカ娘に堪忍袋の緒が切れかけているのですが、皮肉のつもりで３月号の「29屋に訊け！」を見せたところ、「（朗らかに）あはははー、いるよねー、こういう人ぉー、ホント迷惑だよねぇー」と、自覚症状ゼロなんです。次の手段で、彼女の妄想を含む馬鹿話に冷静に反論をしたりしてみたのですが、そうすると彼女は途端に逆上し、寝た子が起きる位の「涙のカリスマ劇場」が始まってしまい、ぎゃーぎゃー泣き喚くのです。一体、どうしたらよいのでしょうか？

PN： 氷の苦笑（28歳♀）

要するに、貴女はその彼女のことが大嫌いなんです。
　連載始まって以来の大反響が編集部に届いた３月号の相談。
　私個人も、「あれって、＊＊さんのことですか？」と質問されたり、「私の友達（または同僚）の方がバカです」という匿名相談が多くなった今日この頃ですが、あまりにも多くの人が似たようなケースで悩んでいるのには、正直びっくりです。

　「悪い人間じゃないんですけど･･･」という前置きが必ずついているのも共通項ですが、自分に言い聞かせるようにしている時点で、既に言い訳不要です。うーむ･･･。＜友達＞ならば絶交すりゃいいだけの話なのですが、「今後の通常業務に支障をきたすから強く言えない」と言うのであれば、話は彼女だけの問題ではありません。キツいようですが、ずばり言って貴女の現時点での仕事力はその程度です。先ずは開き直って、他人に左右されない力と技を身に付けましょう。心配せずともポジションが同じならば、スネて仕事に支障が出た場合、クビになるのは彼女の方です。もし彼女が上司や、下手したら社長だった場合はどうするか？「三十六計逃げるに如かず」です。おなかいたいとか、あたまいたいとか、飼い犬が病気だとか、適当なことを言って上手にその場を離脱しましょう。危険な気配を感じた瞬間に、狩られそうな草食動物並にダッシュで逃げるのが一番ですが、逃げ場が無い場合は最後の手段。右耳から左耳にひゅーひゅーと風を通して、彼女が何を言っても、「わーお、グレイト」とか、「へいへいほー」とか、「そいつぁ、すごいや。XXさん（彼女の名前）に拍手ぅー･･･」等と、死んだ魚のような目（これがポイント）をしながら、適当にホメ殺しの生返事を返せば、さすがの彼女も貴女にバカにされてることに気付くでしょう。そこからが真のバトルの始まりです。平穏を勝ち取る作業は、孤独なレース。私は心から、貴女の闘いを応援します。

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（ベトナムスケッチ2003年5月号）