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ベトナム市場の珍百景

2025.01.01

突然出合う“ナニコレ⁉”の数々

ベトナム市場の珍百景

暮
特集

行く前はワクワクが止まらない。行ってみたら何を買えばいいのか、何が待ち受けているのかさっぱり分からない。それがベトナムのローカル市場だ。かわいいものや、コワいもの、危なっかしいものや、思わず笑ってしまうものもあり、やっぱり何を買っていいのか困るかもしれない。市場のおばちゃんたちはやさしくて、時には怒りっぽく、そして手強い。だから今日も、市場にあちこち転がっている面白風景を探しに行くのだ。

※記事の情報は2024年11月取材時点のものです
※現地情報により内容が異なる場合があります

知っておくべき！

ベトナムの市場活用の心得

①早朝の市場は避ける

早朝の市場で、商品を見て回ったり、話を聞いたりするだけで買わず、値段交渉ばかりする客は、売り手にとって運を逃す兆しであり、その日の商売に悪影響を及ぼすと考えられている。厄払いとばかりに、火を焚いて紙を燃やす「ドットヴィ―ア／Đốt Vía」を行なうこともある。早朝の市場には、下手に行かないほうが無難だ。

②小銭を忘れずに

現在ベトナムではQRコードや銀行振込での支払いが一般的になり便利だが、ローカル市場では現金を使い慣れた高齢の商人が多い。小銭を準備しておくと、いざという時に役立つ。

③計量のごまかし対策は、水ボトル

ベトナムの主婦たちは、野菜や果物などの生鮮食品を買うとき、水の入ったペットボトルなど重さが分かるものを事前に用意し、秤の正確さを確認する。重さをごまかされないための対策だ。

④値切り交渉に挑戦する

値段を提示されたら、まずは30％ほど値切ってみるのが定石。売り手が応じない場合は、少しずつ価格を上げて交渉しよう。これは、百戦錬磨の市場のおばちゃんたちとの戦いを通して、ベトナムの主婦たちが市場で培った知恵だ。

⑤自分の目で見て、手で触れてチェック

商品を選んでいると、売り手が商品を先に手渡してくることがあるが、それが粗悪品や古い商品である可能性もある。だからこそ、自分で選び取り、しっかり確認してから支払うのが市場の鉄則だ。

Hanoi ハノイ

ドンタック市場／Chợ Đông Tác

古着探しは冒険だ！

古着ファンにとって、この看板のない市場は「ハノイの古着天国」として知られている。服やアクセサリーからユニークな陶器まで、数え切れないほどの掘り出し物が見つかるはずだ。

住所：Khu Tap The Khuong Thuong, Dong Tac St., Dong Da St., Hanoi　営業時間：8:00～22:00　休み：【テト】店により異なる

「市場」と呼ばれる場所は、実際はクオントォン（Khương Thượng）集団住宅の1階に広がる古着店の集まり。店内だけでなく、幅1.5ｍほどの狭い通路にもずらりと服が並べられ、混雑時はすり抜けるのも一苦労だ。ハンガーに掛けられた服のほかにも、ベルト、バッグ、靴などが山積みになり、中には1m以上の高さに積みあがっていたり、大きな布袋に入れられっぱなしだったりする。店主は服の山の上に座り、客はその周りを掘り返して欲しいアイテムを探す。運良くお気に入りを見つけたら、まるで宝探しに成功したような気分になるはずだ。

「箱詰品10個買ったら10個無料」の看板

ベトナムでは、古着は箱詰め品「ハントゥン／Hàng Thùng」と呼ばれることが多い。子どもの古着店では、1アイテムにつき1万VNDが相場だ。お母さんたちは真剣に品物を掘り出して、お宝探しに夢中になっている。

背丈ほどある古着の山

この山に挑戦するつわものは、実はとても多い。ある女性は、もう30分以上も、この「山」を掘り続けている。ここでの買い物は、根気強い人にとってはまさに楽しみそのものだ。

これ、ゴミじゃないんです！　
実は、掘り出し物かも

ベルトなどの小物も床にどっさり積まれている。でも、床はびっくりするほどきれいなのでご安心を。店に入る前に、靴を脱ぐことを忘れずに。ちなみに、店主はどこにも見当たらず、古びたサンダルだけが静かに佇んでいる。

かわいい!?　
動物柄のプリントTシャツ

見れば見るほど、じわじわくる動物プリントのTシャツたち。誰かにプレゼントすることを想像しながら探せば、ひとまず自分は楽しめる。気に入ってもらえますように！

こちらは2万VNDで購入。取り戻したい方は編集部までご連絡を

思い出と共に日本からやってきた、
手描きのメッセージ入りの食器ここでは昔、自宅で使っていたお茶碗や皿が見つかるかもしれない。日本から運ばれてきた中古食器は、300～500kgの大きな箱に詰められ、ばら売りしている店もあれば、量り売りするスタイルもある。

ホアンホアターム植木市／Chợ Cây Cảnh Hoàng Hoa Thám

オジサンの聖地へGO！　
お気に入りの“ホンノンボ”材料探し

ベトナムのオジサンたちの楽しみは盆景「ホンノンボ／Hòn Non Bộ」作りだ。岩や植物、水を使って自然の景観を縮小して表現する。その材料が売られているホアンホアタム通りの植木市を訪れてみた。

住所：Hoang Hoa Tham St., Ba Dinh Dist., Hanoi　営業時間：6:00～休み：【テト】店により異なる

ホアンホアターム通りの「植木市」は、樹木、観賞魚、盆景の材料、ペットなどを売る店が並ぶ賑やかなエリア。ブオイ（Bưởi）市場からドックグー（Đốc Ngữ）坂の交差点まで続き、とくにホンノンボ作りや水槽の飾りに欠かせない石や砂、枯れ木、さらに中国とベトナム文学の登場人物のミニチュアなどが揃っている。テト直前には家々が新年の準備で訪れ、普段は常連のオジサンたちがのんびりと歩きながら、ホンノンボに使うアイテムを吟味している。小さな店の主人たちはフレンドリーに対応してくれる一方、大きな店では冷やかしの客は入店を断られる。

ご自宅にぜひ！　石の彫像

ベトナムでは、故ホー・チ・ミン主席など偉い人の像だけでなく、亡くなった家族の像を作る人も多いとか

1枚1万VND。ちなみに結果はハズレ

宝くじで運試し市場に着いて、まず目に入る宝くじ売り場。当選結果は毎日18時15分にハノイテレビで発表

ホンノンボの材料を購入

市場へ行く前にネットで探したホンノンボの写真を参考に選んでみる。基本は石や木、小さな像を揃えるだけ。中でもミニチュア像の味わい深さにそそられる。

大人気！『西遊記』のキャラクター

ムー●ンやピ☆チュウ（2万VND～）だって、ホンノンボの大切な素材

見つけた！　
水槽の楽しい仲間たちさまざまなサイズの水槽が勢揃い。飾り付けが面倒な人のために、スタイル別のセットも販売（50万VND～）

ファンキーな植木鉢風鈴

植物と風鈴が一体化。植える植物によって、魚の髪型が変わるすぐれもの。「風鈴の音が最高に響くよ」と店主は自信満々

鶏と犬に遭遇

植物を眺めながら歩いていたら出会った、堂々としたいで立ちの鶏と、服を着たチワワ。

ホム市場／Chợ Hôm

おばちゃん力が試される

19世紀末、夕方だけ開かれていたことから「夕市／Chợ Hôm」と呼ばれた。昔は単なる村の市場だったが、今では街中の賑やかなスポットに発展。ホアンキエム湖から約2kmという好立地で、とくに中年女性向けの生地や服、靴などファッションアイテムが豊富だ。

住所：79 Pho Hue St., Hai Ba Trung Dist., Hanoi　営業時間：6:00～18:00（店により異なる）休み：【テト】店により異なる

この3階建ての市場は、フエ（Huế）通りとチャンスアンソアン（Trần Xuân Soạn）通りの2つの通りに面し、日本人が多く住むチエウビエットヴオン（Triệu Việt Vương）通りからもすぐ。「何でも揃う市場」として地元でも有名だ。1階は食料品や果物、衣類、バッグ、靴などがひしめき合い、2階には布地専門のフロアが広がる。ここでは交渉スキルが必要なので、地元のベトナム人と一緒に行くのがベストだろう。布地売り場の通路幅は1m未満とコンパクト。混み合う時間帯に行くと、まるで布の迷路を進むような感覚が味わえる。

布地の店が隣り合い、通路の幅はわずか70～80cm。まるで迷路に迷い込んだかのよう

個性的な柄布と試される交渉力

「ルイ・ヴィ●ン」風の布は「上司にぴったり！」とおすすめされた。（1m）15万VNDの値段もハイブラ級？

2階の布地専門フロアに足を踏み入れた時から、戦いが始まる。売り手たちの鋭い視線、何を買うかの質問攻め、そもそも多すぎる選択肢。値段交渉は、お互いの意地を戦わせるファイナルバトルだ。

マダムの一張羅スタイル

チャイナドレスをアレンジした（と、店主が言う）ロングドレス。旧正月や結婚式にどうぞ

ベトナムマダムはおしゃれに手抜きはしない。　店から店へと渡り歩いて見つけたのは、個性的な柄が主張するファッションアイテムたち。どれも40万VND均一だ。

おばちゃんパワー、交渉の神技！

ゾーイ市場／Chợ Giời

新品・中古品・不用品が勢ぞろい

「ホアビン／Hòa Bình／平和」市場という本名をもちながら、ハノイの人々に「青空市場」（Chợ TrờiまたはChợ Giời）の名で親しまれている。フランス統治時代に始まり、1954～1955年は、南ベトナムへ移住する人々が財産を整理するための“人生フリマ”として盛況に。捨てる神あれば拾う神ありのこの青空劇場には、電子機器からバイク、車の部品まで、掘り出し物が並んでいる。

住所：33 Thinh Yen St., Hai Ba Trung Dist., Hanoi 営業時間：7:00～18:00（店により異なる）休み：【テト】店により異なる

ここは公式の市場ではなく、看板も見当たらない。フエ（Huế）通り、ティンイエン（Thịnh Yên）通り、チューアヴア（Chùa Vua）通り、イエンバーイ（Yên Bái）通りなどを繋ぐ小道が入り組み、まるで迷路のようだ。密集した店や屋台ではボルトやナット、バイク用デカールから、なんと棺桶までが売られている。雨の日はビニールシートで覆われるだけなので、濡れる覚悟が必要だ。客はバイクや自転車で隙間をすり抜け、時にはその場で部品を交換してもらうことも。「何を買う？　早く言ってよ！」の声が飛び交う。

ホンモノ？類似品？

看板に書かれた「I Phon、I Padのファッションケース、携帯、ノートパソコンの充電器販売」の文字。どこかスペルが違うような気もする。

バケツに入った、色とりどりの何か

市場のあちこちで見かける、黄色、緑、紫などの液体が入ったバケツ。どうやら、これらはブレーキグリースらしい。

市場で「ホンダ」を組み立て？

ホンダ製バイクの普及と人気ぶりから、1980～1990年代のベトナムでは、バイクのことを「ホンダ」と呼んでいた。フレームからシート、タイヤ、エンジン、ロゴ、デカールまで、「ホンダ」に必要なものは何でも揃う。自分で「ホンダ」を1台組み立てられそうだ。

万が一、車のエンブレムがなくなっても、ここで見つかるかもしれない

機械好きにはたまらない、バイクや車のアクセサリーの宝庫

靴下とフェイスタオルの移動販売

部品市場の中を軽やかに歩き回る、50歳を超えたおばちゃん。肩に担いだ天秤棒で、靴下やフェイスタオルなどを売り歩く。

「日本廃品」の専門店

看板に書かれているのは「日本廃品専門店・工具、空圧機器、手工具」。日用品から工具まで日本からの中古品は根強い人気を誇るだけあり、まだまだ使える丈夫な品々が並ぶ。

まさかの発見！　棺桶専門店

部品市場の端に、ひっそりと並ぶ棺桶の店。撮影がNGの部品店の人々とは違い、「サイズも色も、好みに合わせて選べるよ」と話す棺桶専門店の店主はとてもやさしい。写真撮影も自由だ。

Ho Chi Minh City ホーチミン市

ヤンシン市場／Chợ Dân Sinh

軍用品とレトロのカオス

値段交渉の聖地、そして銃声のない戦場のようなこの場所は、軍用品や戦争時代のアイテムの宝庫だ。勇敢な戦士のように、あなたの値切りスキルを試す絶好のチャンスが待っている！

住所：104 Yersin St., Dist. 1, HCMC　営業時間：6:00～18:00（店によって異なる）休み：【テト】店によって異なる

ホーチミン市1区にあるヤンシン市場の外周には、バイクの修理用工具やネジ、クギ、扇風機、耕耘機など、日常的に使える道具が並んでいる。しかし、市場内に足を踏み入れると、ジッポーや水筒、戦闘用ヘルメット、迷彩服などのミリタリーグッズが所狭しと並び、まるで映画のセットに迷い込んだかのような世界が広がっている。軍用品や工具をこれだけ豊富に取り扱う市場はなかなかなく、観光ついでに訪れるだけでも十分楽しめる。それでは、ヤンシンの怪しいミリモノの山に突撃してみよう。

ミリオタの心をくすぐってやまない！

軍服、ブーツ、かばん、飯ごう、ヘルメットなど古い軍服から最新型まで、まるで戦場の屋台のように並べられた軍用アイテム。クールなデザインに夢中になって、気づけば時間があっという間に過ぎてしまう。

ベトナム人「コスプレ」、ここに集結！

ヤンシン市場では、軍服だけでなく、配車アプリの運転手や企業の警備員ユニフォームなど、人々の「日常の制服」も取り揃えている。

バイクタクシー運転手になり切って記念写真はいかが？

制服姿でビル前に立つと勘違いされるかも（非推奨）

カッコイイ古着、当初の言い値は60万VND

定価で買うなんて、
ちょっと待って！観光客や外国人として市場を訪れると、通常より高い値段を提示されることがある。恐れず、忘れず値段交渉をしよう。

交渉成立で40万VND！　でも店主の笑顔に値下げ余地を疑う（笑）

市場の周りを冒険してみよう！

市場周辺の探索は、いつでもワクワクする体験。もしかしたら、思いがけないお気に入りの場所や、心に残る出会いがあるかもしれない。

アート級の眉毛犬。天然？　加工済み!?

キムビエン市場／Chợ Kim Biên

勇気試し！”死神市場”

キムビエン市場は1960年代の設立当初は米ドルや軍需物資の取引が行われていた。1975年以降、市場の運営が見直され、小規模な商人たちが屋台を借りて営業を拡大。ここで手に入る食品添加物や化学薬品を悪用するケースがあるため「死神市場／Chợ Thần Chết」と呼ばれることもある。

住所：37 Van Tuong St., Ward 13, Dist. 5, HCMC　営業時間：6:00～19:00（店によって異なる）休み：【テト】店により異なる

ホーチミン市中心街より西に約5km、ベトナム最大級の華人街チョロン（Chợ Lớn）にこの市場はある。チョロン最大の市場といえば、ビンタイ（Bình Tây）市場が有名だが、キムビエン市場はビンタイ市場から徒歩10分ほどの同じ通りにある。遠くからひと目見ても分かる三角屋根が特徴で、場内は化学薬品や日用品、ちょっとした電化製品やジャンク品を扱うお店が多く、中には危険な化学薬品もあるため「死神市場」と呼ばれるようになった。この市場の奥深くまで行ってみよう！

ぬいぐるみの楽園巡り

市場の入り口には、SNSでバズっているぬいぐるみ店が大集合！　今流行のかわいいぬいぐるみを見逃さないで、早速探険してみよう！

可愛いミニ傘、
大人には
ちょっと小さすぎ

「ワスレえもん」の財布を発見！　値段は3万5000VND～

財布が空っぽになる心配は無用！

ここでは、バッグやファッションアイテムが驚くほどお手頃価格で手に入る。少しの出費で、まるで高級ブランドのようなアイテムを手に入れて、贅沢な気分に浸る。そんな魔法のようなショッピングを楽しもう。

コスメが目白押し

ネイルポリッシュやシャンプー、洗顔料などの化粧品がズラリ並び、まさにコスメ天国。でも、急いで買わないで！　ちゃんと品質を確かめることが大事だ。

化学製品の購入は慎重にチェック！

この市場は化学製品や食品原材料の宝庫。あらゆる商品が至る所に並ぶ、素材の宝庫だ。ただし、慎重にチェックしないと、思わぬ危険が待っているかもしれない。

タピオカミルクティー好き必見。専門店向けの材料が手に入る

ニャットターオ市場／Chợ Nhật Tảo

修理やリサイクル前提の電子製品が揃う

「ニャットターオ市場」は、全国的に名を馳せる電子部品市場。ベトナムの技術系の人なら、きっと一度は耳にしたことがあるか、足を運んだことがあるはずだ。驚くほど手頃な価格で、ありとあらゆる電子部品が揃う。

この市場の入り口からまっすぐ進んでも食べ物の店しか見当たらない。入り口の反対側に向かって1kmほど歩くと、中古品機器店が並ぶ

住所：475 Nguyen Tri Phuong St., Ward 8, Dist. 10, HCMC 営業時間：8:00 ～20:00（店により異なる）休み：【テト】店により異なる

スマホやPCの
アクセサリが全部揃う

スマートフォンケース、パソコンケース、イヤホン、充電ケーブル…ほぼ何でも揃ってる！　でも、唯一かつ最大の問題は、ほとんどが「使えない状態」こと。買う前に、しっかり確認を。

セール中！　
今すぐゲットしよう！

隣人を惑わす大音量カラオケに必須のスピーカー

市場を歩いていると、音楽が流れる様々なサイズのスピーカーが並ぶ店が目立つ。しかも驚くべきことに、どの店も「大幅割引！」と大々的に宣伝している。だが、本当に割引きされているのかどうかは、ちょっと疑わしいところ！

発見！　中古リモコン屋

古いタイプから最新型まで、さまざまなリモコンが勢揃い。家でうっかりリモコンが行方不明になったって、ここでいくらでも代わりが見つかる。

意外とファッション系アイテムも

タンディン市場／Chợ Tân Định

歴史の長い生活市場

「布市場」として知られるこの市場では、アオザイ用の生地を求めて多くの人々が訪れる。鮮やかな色合いや質感の生地は、スーツ、シャツ、ドレス、アオザイなど、あらゆる用途に対応している。さらに、ドライフルーツやナッツなどの乾物も豊富に揃っており、買い物好きにはたまらない場所だ。

住所：314–336 Hai Ba Trung St., Dist. 1, HCMC. 営業時間：5:00～23:00（店により異なる）休日：【テト】店により異なる

タンディン市場は、当時の村の名前からフーホア（Phú Hòa）市場と呼ばれたが、隣接する村の教会の近くにあったことから徐々に現在の名前で呼ばれるようになった。1927年には都市計画の一環として新築され、裕福な人の市場とみなされていた。正面はフランス建築の特徴が際立ち、入口のアーチの中央に１つ、左右に２つの鐘楼が設置されている。現在は地元の人々が多く訪れ、場内外には生地や衣料品を中心に、さまざまな店が軒を連ねている。

これぞ、ベトナム女性の日常ファッション！

市場に入ると、カラフルなアオザイや布地が並び、その周りにはベトナム女性向けファッションがずらり。魅力も迫力も満載の品々の中に、「これがベトナムの日常スタイル！」と思わず言いたくなるようなアイテムが見つかるはずだ。

「シャ●ル」ロゴ総柄の日焼け防止ワンピースは、バイク運転時の必需品

子ども用サンダル、鮮やかな色で迷子対策にも!?

ダイエット中なら、覚悟してお越しを

布地で有名な市場だが、スナックやドライフルーツ、乾物も豊富に揃う。布地エリアを通り過ぎ、さらに奥に進むと、美味しそうな食品がいっぱい。ダイエット中だと誘惑が多すぎて、ちょっと危険かも!?

押し出し米麺のブン（Bún）はビニール袋にまとめられている

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