在越企業で登録必須 会計部門の責任者「チーフアカウンタント」制度

在越企業で登録必須 会計部門の責任者「チーフアカウンタント」制度

チーフアカウンタントの3つの要件

ベトナムにおいて、企業は、原則的に会計部門の責任者としてチーフアカウンタント(CA)と呼ばれる資格を有する者を採用し、管轄の当局に登録する必要があります。

CAの要件は、①最低2年以上の実務経験を有する、②大学や専門学校などのトレーニングを修了している、③認定試験に合格していることの3つです。

今回は、退職や長期休暇などで一時的にCAが不在の場合の取り扱いについて解説します。

CAが一時的に不在の場合は、
代理で配置できるが注意が必要

CAが一時的に不在の場合、会計担当者(Acting Chief Account) をCAの代理として配置できます。実務上、短期間であれば認定試験に合格していない人を配置するケースも見られますが、規定上はこの会計担当者もCAの要件を満たす者でなければならないため、注意が必要です。会計担当者を配置できない場合には、外部の会計事務所などに委託することも可能です。

会計担当者を代理として置くことができる期間は最大12ヶ月間とされており、これを過ぎてもCAを任命していない、または外部に委託していない場合は、500万~1000万VNDの範囲で罰金が科される可能性があります。

CAは、企業の管理・運営上、非常に重要なポジションです。そのため、退職や長期休暇などの不在時の対応に、とくに注意を払っておくことが肝要です。

西川 貴陽
Nishikawa Takaaki

公認会計士(日本・米国)、日系企業担当インドシナ副統括ディレクター。EY新日本有限責任監査法人にて、監査業務や株式公開支援業務、財務デュaーデリジェンス業務に従事後、2016年よりEYベトナムに赴任。

Ernst & Young Vietnam Hanoi Office
電話:(024) 3831 5100
メール:eyhanoi@vn.ey.com www.ey.com

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