新入生の授業は始まっているのに なぜ、あとから入学式を!?

新入生の授業は始まっているのに なぜ、あとから入学式を!?
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ベトナムでは9月5日=入学式の日
そのきっかけは、国家主席の手紙

 新入学の時期は、日本では4月とされているが、ベトナムでは9月だ。また、教育訓練省により「入学式は基本的に9月5日に行う」と定められている。そのきっかけは、ベトナム民主共和国が成立した後、初となる1945年9月5日の入学式典で、ホー・チ・ミン主席が全国の学生に向けて執筆した手紙にある。新しいベトナムの防衛と建設事業を託し、学習に邁進するよう励ましの言葉を送ったという。この有意義な日を記念して、ベトナムでは、授業が実際に始まる8月よりも後の9月に入学式が開催されることになったのだ。

入学式の式次第は?
どのような服を着て臨むのか?

入学式では、学生が国旗を掲揚し、国歌を斉唱する。ホー・チ・ミン主席の手紙を読み上げた後には、新学年の始まりを告げるために、校長先生が太鼓を叩く儀式がある。叩き方は、最初の3回は強く、その後9〜10回ほど連続で叩くと決まっている。この手順を3回繰り返して、入学の儀式が完了となる。

 入学式での服装はそれぞれ以下の決まりがある。小中学生は学校の制服を着用し、中学生は必ず学生用の赤いスカーフを結ぶ。高校生は、男女で異なる。男子は制服だが、女子は純白で立ち襟・長袖の伝統的なアオザイを着用するよう決められている。その他の色柄やデザインのアオザイは、学びの場にふさわしくないとされている。
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