コンプライアンスの強化～先々のリスク回避のために～

コンプライアンスへの
取り組みが増加中

毎年6月～8月にかけては、様々な取り組みテーマを設定されることが多い時期です。最近増えているのは、コンプライアンスに関する取り組みです。

中国では数年前からかなり厳しく取り締まるようになりました。ベトナムでも汚職や袖の下に対する動きがあると聞きます。最近ではコンプライアンス関連が事件化され、トップ解任というニュースも増えてきたように感じます。

コンプライアンス違反に関しては、大きく3つに分けられます。①個人が楽や得をするための個人的違反、②組織や職場が利益を上げるための組織的違反、③ハラスメントです。

コンプライアンス違反の
予防のポイント

コンプライアンス違反を予防するためのポイントは、その要因分析から始める必要があります。「職業的自尊心、組織への誇りはあるか」などの個人的要因、「上司との関係性や評価・処遇の納得性」に関するマネジメントの納得性、「コンプライアンスの社内周知のツールの活用や、処罰の厳しさ、甘さ」などのコンプライアンス活動に関する認知、そして「属人的風土や過度な成果主義になっていないか」などの組織風土です。そのためには、インタビューやコンプライアンス診断などでまずは現状を把握し、複合的にアプローチすることが効果的です。

皆さんの組織では、上記のポイントをおさえたコンプライアンス対策はできていますか？

知識大輔
Chishiki Daisuke

「ビジネスコンサルタントベトナム」ゼネラルダイレクター。日本で営業責任者を務めた後、「必科恩企業管理諮詢（上海）有限公司／BConChina）で5年間、董事長総経理として従事。2020年から現職。

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