ベトナムの色には意味がある！シーンに合わせた活用法

No.061 ベトナムの色の意味

ベトナムの文化では色に特別な意味合いがあるため、色の選び方や活用方法には注意が必要です。今回は効果的な色の活用方法をいくつか紹介します。

①赤色：ベトナムでは幸運や繁栄を象徴する色。赤い衣服や小物を身につけることで開運効果が期待できます。結婚式や祭りなどで着用することが一般的です。

②黄色：知恵や知識、発展を象徴する色。ビジネスシーンでの商談などで黄色を着用すると、相手からの好感度がアップ。赤や黄色は全体的に好まれる傾向にあり、プレゼントなどにもオススメです。

③白色：潔白や清潔を表す色。葬式などの悲しみを表す場面で着用されることが多いため、一般的にはビジネスシーンなどで着用することは避けられます。

④緑色：自然や平和を象徴する色。自然と調和したイメージがあり、リゾート地や自然豊かな場所でのレジャーシーンで着用することが多いです。

⑤青色：清澄や高貴さを表す色。ビジネスシーンや重要な行事で着用することが多く、高級感のあるイメージを与えることができます。

　ただし、個人や地域によって色の解釈や使われ方が異なります。紹介した色の意味合いは一般的なものであるため、自分に似合う色やシーンに合わせた色を選んでくださいね！

Information

田岡道子
Taoka Michiko

カラースタイリスト、カラーデザイナー。DICカラー＆デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』（税務経理協会）、『色で魅せる』（青月社）、『カラーコーディネーターになるには』（啓林書房）など。