【ホーチミン市・気になる街角あの通りてくてく近辺調査隊】
多くの華人が暮らす
フインマンダット（Huynh Man Dat）通り

高い建物が少なく多くの中国料理店が並ぶ

フイン・マン・ダット (Huynh Man Dat／黃敏達, 1807～1882年）は、グエン（Nguyen／阮）朝のベトナム南部の官吏。愛国者であり、庶民にも丁寧に接した。フランス統治の手が南部に伸びて新政府を樹立したときに辞職。その後はキエンザン（Kien Giang）省ラックザー（Rach Gia）で余生を過ごした。詩を書くのも非常にうまく、ベトナムの代表的な詩人の１人として知られる。 1954年に2つの通りを統合した5区のフインマンダット通りは、全長約800mで、両側には数十年前から開いている中国料理店の名店が多く建ち並ぶ。チャンニャントン（Tran Nhan Ton）通りとの交差点には、自動車部品の店が集まっている。

1_ヒエンキー（賢記） Hien Ky	2_プリティー Puritea

華人経営の店で、熱い油を注いで揚げる「吹波鶏飯／Com Ga Xoi Mo」や、あひる肉煮込み麺（Mi Vit Tiem）など	ミルクティーやフルーツティーの店で、「イチゴ茶／Tra Dau」が人気。市内に２つの支店がある

3_ヴァータン（瓦城） Va Thanh	4_カフェダラットフォー Cafe Da Lat Pho

1998年創業の台湾料理店のパイオニアで、牛肉麺（Mi Thit Bo）が有名で、自家製の冷凍食品も販売	中部高原ダラット（Da Lat）風のカフェ。広く涼しげな造りで、暑い日々に休むのにぴったり

5_バインミー24 Banh Mi 24	6_トゥオンヴィエン精進料理店 Tiem Chay Tuong Vien（祥園）

たっぷりのパテと野菜がおいしいと人気のベトナム風サンドイッチ「バインミー」専門店。市内に支店がある	華人が開いた精進料理店で、外見は古いがメニューが非常に多様で人気。食事の時間は常に混んでいる