米田 麻子 さん/「ママキッズサロン」 主宰

撮影・文/杉田憲昭(GRAFICA)

子育てはみんなでしよう 子ども達の健やかな成長のために

保育士ならではの視点で 充実の子育て支援を提供 「ママとはいえ、体調が悪い時もあるし、一人の時間が欲しい時もある。子育てに疲れたり、少し立ち止まりたい時も。日本だと実家に頼ったり、専門のサービスを利用したりできますが、こちらでは難しい。理由は問いません。必要があればぜひ声をかけて下さい」 そう話すのは、ホーチミン市で子育て支援活動を行う米田麻子さん。主宰を務める「ママキッズサロン」では、一時預かりのほか、日本の絵本の読み聞かせ会や絵本・おもちゃの無料レンタル、育児・発達相談など、幅広い内容で現地の子育てを応援している。日本では長年保育士として働き、保育士養成校で保育士を目指す学生に教鞭も執ってきた。ママとは違う保育士としての視点も、その活動には活かされている。 「一時預かりでは写真や動画やテキストで、フィードバックをお送りしています。ママ不在時の成長の変化や現在の興味や関心、生活習慣の様子、お子様への対応のアドバイスなども行っています。そうした情報から我が子の成長を客観的に感じ、子育ての喜びに繋げてもらえればと考えています」 2019年から始めた活動は口コミで評判を呼び、今では登録児童約290人、対応延べ人数は1000人を越えた。 「通常は自宅を開放し行っていますが、お子様を連れてこられない場合は自宅にうかがい、外出同行もできます。今しかない子どもの成長を保護者の方と共有し、一緒に喜べることが楽しいんです」 異国で暮らす仲間として 頑張るママと子どもを応援 子どもの健やかな成長には保護者の安心感や穏やかさが大切。そこで一時預かりに並ぶ人気の活動が「子育てサロン」だ。安心して赤ちゃんのハイハイを見守りながら、ママ達も気軽に会話が楽しめる場所が欲しいとの要望から生まれた。 「0歳から3歳程度の幼稚園前のお子様が多く、たくさんの風船を作ったり、絵の具でダイナミックに遊んだり。子どもを見守りながら、ママ同士も交流できる場となっています」 サロンでは節分やひな祭り、七夕やクリスマスなどのイベントも随時開催している。 「幼稚園でも家でもない場所で、新しい友だちと遊ぶ。ベトナムの生活では地元のお祭りなどもありません。だから子ども会のような、日常の中にちょっとしたワクワクや生活の彩りを作ってあげられたらと思っています」 とはいえ、活動は主に1人で行っているため、今後は料理や絵画など、特技や趣味のある人たちと協力し、より子どもたちが新鮮な体験をできる機会を増やしたいという。 「異国で同じ街に住み、子育てを頑張っている。ママたちはみんな仲間なんです。だからこそ、そうした人を繋ぐ存在として、また『こんな人がいるのだな』と知ってもらうことで、少しでもママたちに安心してもらいたい。子育てはみんなで。それが最終的に子どもの健やかな成長に繋がればと思っています」
米田 麻子 よねだ あさこ 大学卒業後、幼稚園と保育園に勤務。その後、保育士養成学校での講師等を経て、2019年に渡越。同年「ママキッズサロン/Mama Kids SALON」を立ち上げ主宰を務める。ヨガのインストラクターでもある。 FB: @Mama-Kids-SALON-108723107590566 Instagram: @mama_kids_salon
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