「100円」でローカル朝食巡り

「100円」でローカル朝食巡り

「100円」でローカル朝食巡り
ストリートフード天国のベトナムといえば、まずは朝ごはん。出勤途中に店に立ち寄って持ち買ったり、路上屋台でかきこんだりできる、便利で安いメニューが充実している。2万VND以下で味わえる、ベトナム人の朝食定番で1日を始めてみよう!

フーフーしながら頬張りたい

肉まん
Bánh Bao

スーパーやコンビニでは、自宅でも気軽に電子レンジで温めて食べられる冷凍パックの肉まんを販売

 肉まんの最も一般的な餡は、豚挽き肉、キクラゲ、春雨、玉ねぎ入りだ。これをベースに、塩漬けのあひるの卵や茹でたウズラの卵を加えたものが、路上屋台からコンビニまで、どこでも簡単に手に入る。砂糖たっぷりの出来たて豆乳と一緒に食べて、1日に必要なエネルギーをしっかりチャージしよう。

魚醤ヌックマムが効いた軽めの朝食

蒸し春巻き
Bánh Ướt

ハムの代わりに、鶏モツがのったダラット名物「バインウオットロンガー/Banh Uot Long Ga」も大人気

 南部では「バインウオット/Banh Uot」、北部では「バインクオン/Banh Cuon」と呼ばれる蒸した米粉クレープ。ベトナム風ハム、カリカリに揚げたエシャロットをのせ、ヌックマムベースの甘酸っぱいタレをかける。ハーブやモヤシと一緒にいただくのが一般的で、キュウリの漬け物も添えられる。

十分な栄養が摂れる

米麺スープ
Canh Bún

沸騰しているカインブンの鍋のそばで、低いプラスチック椅子に座って食べるのがお馴染みの風景

 ベトナム北部の田がに汁麺「ブンリウクア/Bun Rieu Cua」と間違えられがちな一品。太めの麺を使い、ハーブやモヤシではなく、空心菜と一緒に食べる。カニでダシを取ったスープは甘めの味付けで、ベトナム風ハム、トマト、固めた豚の血、揚げ豆腐などが豊富な具材が入る。

地元っ子に親しまれている軽食

カニスープ
Súp Cua

栄養たっぷりのピータン(Trung Bac Thao)や、豚の脳(Oc Heo)などが入った高級バージョンもある

 サイゴンで長きにわたり愛され続けてきたカニスープ。住宅地や学校周辺で売られることが多く、1日中楽しめる軽食の定番だ。カニ肉、シイタケ、ウズラの卵、トウモロコシの実、鶏肉などが入っており、パクチーとコショウもたっぷり。濃い目のとろとろスープが、体をほかほか温めてくれる。

甘い派もしょっぱい派も大満足

おこわ
Xôi

もちもちとした食感が楽しく、甘いソイはココナッツミルク、しょっぱいソイは揚げエシャロットの香りが食欲をそそる

 ベトナム南部のおこわ「ソイ/Xoi」は、甘いソイ(Xoi Ngot)としょっぱいソイ(Xoi Man)の2種類がある。甘いソイは、ピーナッツ、緑豆や、着色用にカラスウリ、パンダンリーフなどをもち米と炊き込む。しょっぱいソイは、鶏肉、中華ソーセージ、肉でんぶなどのおかずと一緒に食べる。

バイン(Banh)は「粉もの」!

 ベトナムでは、名前に「バイン」がつく食べ物が多く存在する。ケーキ(甘いバイン/Banh Ngot)と、タピオカのスープ麺(バインのスープ/Banh Canh)の共通点は何だろうか。

 実は、「バイン/Banh」は漢語「餅」に由来する言葉で、米粉や小麦粉など、粉で作る料理を指す。材料も調理法も異なっていても、「バイン」の後にその特徴を表す言葉を付け加えることで、料理名となるのだ。

 実際にあれこれ食べてみて、それぞれの「バイン」の意味とおいしさを覚えよう!
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