自宅をより快適な空間にアレンジ/インテリアコーディネートのすすめ

家の中で過ごす時間が多くなった今日この頃。今回は、家をよりくつろげる空間にする配色のポイントについて紹介します。   まず、インテリアにおけるベースカラーとは、面積の広い床、壁、天井を指します。インテリアコーディネートの全体のイメージを左右する重要な背景色には、ベージュやアイボリー系などの温かみのある色がおすすめです。シンプルな分、ラグマットやクッションカバー、ベッドのファブリック、壁に飾る絵やタペストリー、カーテン、花など、合わせてコーディネートするアイテムの色との組み合わせで、いろいろな変化を楽しめるので飽きがきません。   特に、他の部屋より長く過ごすリビングは、オフホワイトやベージュ、ブラウンなどのナチュラルで穏やかなカラーで大きな面積をまとめるのが基本の1つです。クッションやラグマットをアクセントカラーとして、自分の好きな色を取り入れるのもおすすめです。好きな色に囲まれるのは、何より落ち着くので、私は大好きなグリーンとブルーを多用しています。   他にも、観葉植物を置いてみたり、お花を生けてみたりすると、部屋の雰囲気がパッと華やぎ、イメージチェンジになります。   自宅で過ごす時間が長い今だからこそ、好きな色を思い切り取り入れてリラックスして過ごしてくださいね。
田岡 道子  Taoka Michiko カラースタイリスト、カラーデザイナー。DICカラー&デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』(青月社)、『カラーコーディネーターになるには』(啓林書房)など。
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