昔ながらのベトナム中秋節おもちゃ5選

昔ながらのベトナム中秋節おもちゃ5選

昔ながらのベトナム中秋節おもちゃ5選
2021年の中秋節(Tet Trung Thu)は9月21日(火)(旧暦8月15日)。ベトナムでは子どものための祭りだと考えられており、日が近づくにつれ、おやつの月餅をあちこちで目にするほか、昔ながらの手作りおもちゃも多く売り出されるのだ。

中秋節のシンボルといえばこれ!

お星さまランプ
Den Ong Sao

1万VND~。中秋節の歌と言えば『お星さまのランプ/Chiec Den Ong Sao』がベトナム人にとって代表的な曲だ

五芒の星の形をした紙製のランプで、赤色と緑色がある。由来には諸説あり、代表的なのが五つの角を持つ星が五行を象徴するという説。人間の生活に必要な5つの要素と世の中の均衡を表し、不運を払い幸福を祈る意味が込められている。「中秋の名月」から明るい月と星の夜を表現しているとも。

楽しい音で賑やかに

でんでん太鼓
Trong Boi

2000VND~。悲しいことに、職人が年々減っており、このおもちゃの存在感もだんだん薄くなっている

「ボイ/Boi」は昔のベトナム語で「小さい」という意味。太鼓の皮は紙、ばちは小さい木の棒などで作られた、直径4~5cmほどのでんでん太鼓だ。鼓の柄をくるくる回すと、ばちがカタカタと音を立てる。1975年からでんでん太鼓を作り続けるナムディン省(Nam Dinh)省バオダップ(Bao Dap)村が有名。

色鮮やかで華やかに輝くおもちゃ

くるくるランプ
Den Cu

1万VND~。手回しこま(Cai Cu)のように回転することからこの名が付いた。お坊さんの帽子に似ているため「坊主ランプ/Den Ong Su」とも呼ばれる

竹の骨組みに色とりどりのセロハンを貼ったカラフルなランプ。ランプの下部に木の輪があり、柄を押し引きするとくるくる回転する。ランプがせわしなく回る様子から、忙しい人やあちこちへと奔走する人のことを「くるくるランプのように駆け回る/Luon Nhu Den Cu」と例える慣用句がある。

製作工程が複雑な手作りお面

紙のお面
Mat Na Giay Boi

3万5000VND~。ベトナムの文学作品や昔話の登場人物、馴染み深い動物などをキャラクターにしている

石膏で作った型に、タピオカ粉の糊を使って何枚もの紙を貼り付けながら、お面の形を作っていく。希望通りの形をつくるには、職人は紙の厚さなどにこだわり、丁寧に作業しなければならない。形ができたら屋外で干して乾かす。最後に、色落ちしないように数回に分けて色を塗って仕上げる。

ベトナム人の若者には馴染が薄い

紙の進士
Tien Si Giay

3万5000VND~。「進士」とは科挙(官僚登用試験)の合格者。親は子どもが勉強できるようにと、中秋節には子どものデスクにも置いておく

先祖にお供えする大皿の果物とともに飾る。人物モデルは、リー(Ly/李)朝時代(1009~1225年)に皇帝の教師を務めた廷臣ドー・キン・トゥー(Do Kinh Tu/杜敬脩)。故郷の村での治水工事で大きく貢献し、村人は感謝の印としてトゥーをかたどった紙の進士の飾り物を作った。

中秋節のおもちゃはハンマー通りで!

ハノイ旧市街で最も華やかな道の1つ、ハンマー(Hang Ma)通りで中秋節のおもちゃが多く販売される。中秋節の半月ほど前から、色とりどりのランプが姿を見せ始める。昔は亡くなった人に供える紙製のお金や服などの冥器(ハンマー)を販売していた。今は中秋節のおもちゃや、旧正月の紙の飾り物、紙製品作りの素材などを販売する。

おもちゃを買いたい人はもちろん、中秋節の雰囲気を味わいたい人も集まり、この時期は賑わいを見せる。華やかな街の風景も写真映えスポットとして人気だ。
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