
2020.12.30
• サイゴン通信 •初詣は、有名な寺院が多い5区で!

コロナ禍により、日本への帰国が難しい2021年の正月シーズン。今年はベトナム国内の寺院へ初詣に行ってみてはどうだろう。ホーチミン市の5区にある華人街チョロン(Cho Lon)なら、築100年以上の有名な寺や廟が集まっている。
航海の守り神・天后聖母(媽祖)を祀る道教寺院
ティエンハウ(天后)寺
Chua Ba Thien Hau


お札には「合家平安(家内安全)」、「萬事如意(万事順調)」、「生意興隆(商売繁盛)」、「貴人扶助(メンターの助け)」と書かれている
1760年に中国・広東省広州出身の華僑によって建てられたベトナム最古の華僑寺の1つで、1993年に国家級芸術建築遺産に指定された。「穂城會舘/Hoi Quan Tue Thanh」という別名があり、古代中国の寺院建築の特徴をもつ。天井から多くつるされた渦巻き型のお香「塔香」が有名で、1つ3万VND~。赤いお札を添えたら、お香に火をつけてもらおう。燃え尽きるまでは約1週間。
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大地と人間の守り神「本頭公」が本尊
オンボン寺
Chua Ong Bon


1875年、1901年、1990年、1996年と何度か修繕され、貴重な工芸品もある。線香は大きさにより1束2万VND~で購入できる
730年に中国・福建省の泉州と漳州の商人によって共同で創建され、「二府廟/Mieu Nhi Phu」、「二府會舘/Hoi Quan Nhi Phu」とも呼ばれる。1998年に国家級文化歴史遺産に指定された。チョロンでは天后や関羽を本尊とする寺院が多い中、ここはオン・ボン・コン(Ong Bon Cong/本頭公)が本尊だ。壁画や支柱などには『西遊記』などを題材にした装飾が見られる。
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「関公」を祀り商売繁盛を願う
ギアアンホイクアン(義安會舘)
Nghia An Hoi Quan

地面はすべて石畳でできている。線香は1人約3本まで無料。大きさにより1束3万VND~で購入することも可能
別名オン寺(Chua Ong)とも呼ばれる。1872年に中国・潮州出身の華人が建立、『三国志』で有名な武将・関羽を関帝として祀る。約2000㎡の前庭があり、1993年に国家級芸術建築遺産に指定された。
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中国系ベトナム人「明郷」が1902年に建立
ミンフーン(明郷)寺
Chua Minh Huong

寺内には300年以上前の木材の彫像などもある。古代中国の建築の特徴が見られ、ユニークなデザインと神聖な雰囲気を感じ取れる
別名は「福安會舘/Hoi Quan Phuoc An」。中国の清(Thanh)朝時代の芸術品などがあり、2009年に都市級芸術建築遺跡に指定。関帝廟だが、商売以外に恋愛成就や就職祈願の寺としても知られる。
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覚えておこう! 焼香マナー
ベトナムの道教や仏教の寺院での参拝方法は、日本とは異なる点が多い。失礼に当たらないよう、最低限の基本マナーを把握しておこう。
服装は、長袖・長ズボンが必須。足元はサンダルでも問題ない。祈りの際は、長い線香を1本なら両手で挟み、複数なら指先で両側から持ち、捧げるように額の前まで持ち上げて、3回礼をする。中には、3回以上礼をする人の姿も見られる。香炉に線香をあげ、合掌した手を数回振る。複数の香炉を回るため、1ヶ所で1~数本ずつ焼香する。
服装は、長袖・長ズボンが必須。足元はサンダルでも問題ない。祈りの際は、長い線香を1本なら両手で挟み、複数なら指先で両側から持ち、捧げるように額の前まで持ち上げて、3回礼をする。中には、3回以上礼をする人の姿も見られる。香炉に線香をあげ、合掌した手を数回振る。複数の香炉を回るため、1ヶ所で1~数本ずつ焼香する。