【ホーチミン市・気になる街角あの通りてくてく近辺調査隊】
チャイナタウンの中心部を抜ける
アンユオンヴオン
（An Duong Vuong）通り

名門大学からローカルな市場まで生活感が垣間見える、賑やかな通り

紀元前257年に生まれたアン・ユオン・ヴオン（An Duong Vuong）は、ベトナム史上初の国家とされるヴァンラン（Van Lang）国を滅ぼし、アウラック（Au Lac）国を建国した同国唯一の王。アウラック国は南越（Nam Viet）国の侵略を受けて併合され、紀元前208年、彼は現在のゲアン（Nghe An）省で海に飛び込んで自殺したといわれている。なぜこの通りに彼の名がつけられたのかは不明。ホーチミン市の中華街チョロン（Cho Lon）と呼ばれるエリアにあるため、漢字の看板の店が多く、1区や3区とはどこか異なる中国風な活気に溢れた楽しい通りだ。

1_ホーチミン市師範大学 Ho Chi Minh City University of Education	2_コードーフエレストラン Nha Hang Co Do Hue

1957年に設立された、教員を養成する大学。向かい側にはサイゴン大学、裏にはホーチミン科学大学がある	フエの伝統楽器が飾られた高級感ある店内で、華やかに盛り付けられたフエ料理を味わえる。品揃えが非常に豊富

3_バウセン市場 Cho Bau Sen	4_ザズホテル Zazz Hotel

狭い通りの両脇に生鮮食品やおやつ、雑貨などを販売する店がぎっしりと並ぶ、ローカル感が満載の市場	客室から外装まで全てが洗練されたホテル。同ホテルのウェブサイトでは、市内のおしゃれスポットを紹介している

5_アンドン市場 Cho An Dong	6_タングエンターイ Tan Nguyen Thai

地下から地上3階まで店が並び、各階へはエスカレーターで移動するデパートのような造りの大型市場	1998年に開店した、華人が営む本格点心専門店。メニューは、蒸し・揚げ物、饅頭、麺類、粥など、約100種類にのぼる