似合う色を客観的に探すには/肌色と肌質、光沢感を知ること

ベトナムで暮らしていると、日焼けの影響や生活環境の変化で、日本にいた頃と比べて肌の色が少し変わったかもと感じている人が多くいるのではないでしょうか。また、特に女性はメイク用品を購入する際に、「自分はどんな肌色・肌質なのだろう」と、自分の肌の客観的な見方が分からないという声をよく耳にします。そこで今回は、自分の肌の色を客観的に分析し、似合う色を見つける方法をご紹介します。 まず、日本人に多い肌の色は大別すると「オークル肌(黄みの肌)」「ピンク肌(ピンクみの肌)」に分類されますが、その中間の色を持つ人もいます。   そして、肌は色だけでなく、その質感についても特徴を知ることが大切です。皮膚が薄くて繊細か、厚みがあってしっかりしているか、というような肌の質感も似合う色を決める要素の1つになります。   頬や耳たぶに赤みがあるか、赤面しやすいか、日焼けしやすいか、などもその人が持って生まれた色素傾向です。 さらには、肌のツヤ感、光沢感の有無も似合う色に関係します。肌にツヤ・ハリがある方は、はっきりとした色や鮮やかな色でも着こなせます。逆に、肌がマットでふんわりしている方は穏やかな色や落ち着いた色と調和しやすいです。   当コラムの肌色のサンプル写真を参考に、自分の肌色の傾向を分析してみてください。
田岡 道子  Taoka Michiko カラースタイリスト、カラーデザイナー。カラーマイスター協会理事。DICカラー&デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』(青月社)、『カラーコーディネーターになるには』(啓林書房)など。
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