2019.03.15

コムビンザンの名店

ハノイとホーチミン市に住むベトナム人、それぞれ50人の計100人に、日本人にすすめたいコムビンザン(大衆食堂/Com Binh Dan)を聞き取り調査。地元民がぜひとも連れていきたいと太鼓判を押すコムビンザン店を、両市5店ずつ紹介する。 撮影地:コムフォーコー/Com Pho Co ※記事の情報は2019年1月取材時点のものです ※店舗等の都合や現地情報により内容が異なる場合があります コムビンザンって何? コムビンザン(Com Binh Dan)とは、ベトナムの家庭料理が味わえる大衆食堂のことを指す。店頭に数十種類のおかずが大きなトレーに入って並べられており、そこから好きなおかずを選んでご飯と一緒に食べる。通常のレストランと比べて内装はとてもシンプルで、エアコンなどは設置されていない店が多い。価格は1人あたり約2万~10万VNDと安価なのが魅力だ。 オーダー方法は、料理の前に立ち、スタッフに自分が食べたいものを指でさして伝えるだけ。行列ができていたら並ぶのが常識だが、割り込まれる場合があるので注意。オーダーした皿を自分で受け取ったら席に着く、もしくは座る席を指しておけばスタッフがテーブルまで持ってきてくれる場合もある。食べ終わったら会計という流れが一般的だ。肉か魚から1つ、野菜から1つ、スープを1つの組み合わせが定番なので参考にしよう。 ベトナム人にとってコムビンザンは「味」と「安さ」が大切で、人気店になるほど早い時間から長い行列ができる。しかし近年、コムビンザンへ食べに行く人が少なくなってきているという。理由は「衛生面」で、「安いけど臭い」「おいしいけど汚い」のはNGなのだ。もちろん衛生管理が徹底されている店もあるので、事前の口コミや行列の出来具合を見てしっかりと判断しよう。
豆知識① システムが異なる?北部と南部
北部では自分の希望金額を伝えてスタッフがそれに合わせておかずの量を調整してくれる。南部では料理ごとに値段が設定されていてその合計金額を支払う、という場合が多い。
豆知識② ティッシュで食器を拭くのは当たり前
見た感じ問題はなさそうでも、実際に洗っているところまでは見えてこない。ほとんどの人がテーブルに置かれたティッシュなどを使って食器を拭いているので、気兼ねなく拭こう。
コムビンザンの名店
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